春
とてつもなく天気のいい午後
ベランダに椅子を出して腰かける
空は真っ青で雲ひとつない
春の風を頬に感じ瞳をつむる
どこからともなく沈丁花の香りがし
小鳥の囀りが聴こえる
あゝ春だ
どこまでも春だ
春の息吹を胸いっぱいに吸い
思いっきり幸せな気分に浸る
こんなありきたりの情景を
幸せに感じることが出来る
そんな自分の心がいとおしくてたまらない
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私の寂しい心と寂しい人々の心の穴を埋める詩集です。 つたない詩の数々ではありますが、どうか一人でも多くの方がこれを見て何か感じていただければと思います。