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許そう



私今怒っています

でもあなたを許してあげます

許すと言っても

本当は心から許した訳ではありません

只怒っていることに疲れたから

たったそれだけの理由です



それでも

心から許した訳ではないから

少しは怒っている訳で

やっぱり疲れることには変りはない



だからこの際

きれいさっぱりあなたを許そう

あなたの為でなく

私自身の為に・・・














待ったことがありますか



誰かを待ったことがありますか

来るか来ないか分らない人を

只ひたすらに待ったことがありますか



会える望みよりも

会えない絶望の方が多い人を



それでも心の中のどこかで

きっと来てくれると信じて



その信ずる心を九十パーセントの心が

「絶対に来ないのに」と冷やかす



待って待って待ちわびて

きっと来られない事情が出来たんだと

自分自身に言いきかせその場を後にする



誰かを待ったことがありますか

来るか来ないか分らない人を














ポケットにありがとう



ありがとうを

ポケットにぎっしりつめこんだ

今日はこのありがとうを

いくつポッケトから

出してやれるかな



お店三軒まわって

店員さんにありがとう



ちょっぴり道をゆずってもらて

ありがとう



風で飛んだ帽子を拾ってもらって

ありがとう



想わぬ戴き物に

とびっきりのありがとう



あれこれ使って

ポケットは軽くなったけど

あともうひとつだけ

ありがとうが残ってる



そうだ

このひとつは

あなたのために

とっておこう














一日が始まる



充分に

まだいけますよと

鏡の中の

自分にほほえみ

一日が始まる














猫になる



ごろごろするぞ

ごろごろするぞ

今日は猫みたいに一日中ごろごろするぞ



陽の当たるソファーに寝そべって

思わず「ミャーオ」と鳴いてみる



身も心も寛いで

猫みたいに

胎児みたいに丸くなる



あゝ何て気持ちがいいんだろう

遠い昔に母の胎内で浮かんでいたような

そんな心地さえする



うたた寝なんかして

夢見心地で

今日の私はすっかり猫になっている














退屈



一人で居るのは退屈だ

本を読むのにも厭き

パズルを解くのにも厭き

掃除は嫌いだから見て見ないふり

退屈と一緒に

退屈ごっこ



ぼーとして

妄想を膨らますことさえ面倒で

瞳をつむり雨音を聴く



心地いい

まるでBGMみたい



雨音が

退屈を消してくれる

やがてうつらうつら














秦本幸弥



●ありのままに生きてます 見習いたくなるいきもの物語
KADOKAWA
加藤英明 秦本幸弥(共著)

ありのままに


パンダ。ウマ。ナマケモノ。あなたはどのタイプ?


ナマケモノは頑張らないからこそ生き残る! クマノミ

は生きやすさのためにオスがメスに? ウマは自分の使

命に限界を超えて力を尽くす。

いきものにはそれぞれの生き方があります。私たちか

ら見ると、かわいすぎたり、ちょっと変わっていたり

それで自然の中でやっていけるの!?

と思えるものだったり。でもそれは、彼らにとっては

普通の生き方。そんないきものたちのありのままの姿

を、物語で紹介します!

ナマケモノの命がけのトイレミッション。出会いの季

節に出会った肉食系メスカマキリと草食系オスカマキ

リの恋の行方。クマノミの群れのナンバーツーにおと

ずれる試練。陽気なホッキョクグマの厳しい一夏。未

熟な傭兵とベテラン軍馬の戦い。流れに身を任せるク

ラゲの選択。かわいいパンダがかわいい理由。

いきものたちの、七つの物語。あなたの生き方は、ど

のタイプですか?



★ 秦本幸弥公式サイト
http://yukiya1.com/












秀でる



花にも

雑草と美しい花があるように



人にも

美人とそうでない人がいる



性格は色々あるのに

それは見えないから

見た目が奇麗な方が断然得である



天は人に二物を与えず

とは云うがそんなのは嘘っぱちだ



悪いと何もかも悪く

良いと何もかも良い人がいる



そんな差別は納得できないが

現実的にそうなんだから仕方ない



しかし何もかもとは云わないが

何か一つでも秀でたものが

あったらとつくづく思ってしまう














徒花



私は遥か昔若い頃

いつまでも若いままでいられると思っていた

しかしそれは単なる幻で

若さなどと云うものは

あっという間に過ぎ去るものだという事を

痛い程思い知った



たとえば木々は

樹齢を重ねても

一年に一度は美しい花を咲かす



私はと云えば

只々ひたすらに齢を重ねていくだけで

花などは一向に咲かない



この際徒花でもいい

心だけ若返り咲かせてみようか














飛ぶ



羽根がはえた

突然私の背中に

羽根がはえ

ふんわり飛ぶことが出来た

ああ 何て気持がいいんだろう



普段鳥は

こんな気持ちで空を飛んでいるんだ

あまりにも気持ち良くって

鳥は感動して鳴くんだ



私だって 私だって

大声あげて 囀りたくなる

夢の中だと気がついた後でも














砂山



手の中の砂を

少しづつ落としてみる

砂はサラサラと

砂浜に小さな山を作る



何度も繰り返し

足元の山は少しづつ高くなる



どうしてこんな事をと

何度も手を止めてはみたが

自分の中のどうしようもない気持ちを

解決できず



手の中の砂は

自分の意志の外で

砂の山を高くしている



自分の中ではもう決まっているのに

自分の中の何かが砂の山を高くしている














色々な音



今日も朝から

灯油売りの音楽が聴こえる



会社によって曲が違う

家の中に居ながら

色々な音が聴こえてくる



土砂降りの雨の日は

こんな雨の日に

お客さんは来るのかな?

なんて思ったりして……



色々な音を発しながら

世の中は動いてゆく



今日は天気がいいから

灯油・沢山売れるかな?














から廻り



から廻りから廻り

私の心がから廻り

一生懸命やってるのに

私の心はから廻り

いつもいつもから廻り

からからからからから廻り

このから廻りどうしましょう

ほっておいてはもったいない

糸でも紡ごかからからと

沢山紡げたこの糸で

きれいな反物できました














秦本幸弥



●ありのままに生きてます 見習いたくなるいきもの物語
KADOKAWA
加藤英明 秦本幸弥(共著)

ありのままに


パンダ。ウマ。ナマケモノ。あなたはどのタイプ?


ナマケモノは頑張らないからこそ生き残る! クマノミ

は生きやすさのためにオスがメスに? ウマは自分の使

命に限界を超えて力を尽くす。

いきものにはそれぞれの生き方があります。私たちか

ら見ると、かわいすぎたり、ちょっと変わっていたり

それで自然の中でやっていけるの!?

と思えるものだったり。でもそれは、彼らにとっては

普通の生き方。そんないきものたちのありのままの姿

を、物語で紹介します!

ナマケモノの命がけのトイレミッション。出会いの季

節に出会った肉食系メスカマキリと草食系オスカマキ

リの恋の行方。クマノミの群れのナンバーツーにおと

ずれる試練。陽気なホッキョクグマの厳しい一夏。未

熟な傭兵とベテラン軍馬の戦い。流れに身を任せるク

ラゲの選択。かわいいパンダがかわいい理由。

いきものたちの、七つの物語。あなたの生き方は、ど

のタイプですか?



★ 秦本幸弥公式サイト
http://yukiya1.com/












本当の私



いい女なんだよ

本当の私は

誰にも言ってもらえない

寂しさを

そっと鏡に映している














本音



いいのかな

そんな簡単に本音をさらけ出してしまって

本音はもう少ししまっておいて

建前を小出しにしては



ん~無理かな

そんなに強い人ばかりじゃないものね

いいよ私でよかったら

あなたの本音

じっくり聴きます














朝日



朝日が地平線から昇るのを見たくて

近くの川の堤防に登ってみた

でもやっぱり朝日は

遠くの家の屋根から上がってきた



明日は町外れの

どんぐり山に登ってみよう














もう忘れよう



何度も繰り返した言葉だった

何度も何度も

もう忘れようって



でも忘れるには記憶が鮮烈すぎて

あんなに楽しかったのに

あんなに幸せだったのに



それがたったあの日一度で崩れ去った

それを信じることが出来ず

堪えがたい苦痛が心を占めた



楽しかった

幸せだった

それ等が過去の事になってしまい

忘れなければと思いつつ今日まで来た



もう忘れよう

もう忘れよう














褒めてやろう



今日人に褒められた

私は人に褒められる何も持たないのに

それでもその人には

私を褒める何かがあったのだろう



嬉しかった

素直に嬉しかった

自分には褒められる何物もないと思っていたから



自分には分らなくても

人は気がついてくれた



それを大事に大事に育てていこう

自分の中にあったいいところ

自分が気づかなかったいいところ



そんなところがあった自分を褒めてやろう

ちょっぴり自信を持った














夢・・・



夢・・・

いっぱいあったあの頃は



何がよくて

何が悪いかなんて

およそ考えてもいなかった



あまりあるほどの自由と

無垢な心を

満喫していた



今は

そんなこともあったと

懐かしく想い出される



夢・・・

どこへいってしまったのか

散ってしまった夢を

何とかかき集め

少しづつ育ててみようか














秦本幸弥



●『死神とエプロン』
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto


ISBN978-4-575-52224-2.jpg



妻と幼い息子を残し急逝した西野は、訳あって冷徹な死神となってしまった。
それから1年後。上から指示された10人目のターゲットは、上のミスにより妻に設定された。
西野に生前の記憶はない。
最愛の妻を手にかけてしまうのか。それとも……。












コーヒーの味



コーヒーの香りが鼻をくすぐる

毎日飲んでいるコーヒーなのに

その日によって微妙に味が違ってくる



そう因みに

今日の味は爽やか

外の天気と同じ



窓から見える青い空

雲ひとつなく澄みきっている



こんな日のコーヒーは旨い

最後の一口を急いで飲み干すのが

もったいないみたい



青い空と

あと一口のコーヒーをじっくり見つめつつ

ゆっくりゆっくり喉に流しこむ














鳥の話



突然鳥の話が聴こえてきた

「俺さ海の上飛んでいた時

急に四十肩が痛みだして

海に墜落しそうになったんだ」

「それでどうしたんだい」

「羽根の動き止める訳にゃいかないから

痛みこらえて陸まで頑張ったんだよ」



プッと吹きだした

鳥にも四十肩があるんだ~

彼等も大変なんだな

鳥のインフルエンザもあるんだから

きっと便秘の鳥もいるんだろう

鳥の世界も大変なんだ














決断



思いきった決断をする時は

考えに考えてする時と

あっさり決めてしまう時がある



で、

得てして

あっさり決めてしまった時の方が

不思議とうまくいったりする











何も言えなかった



あの日

君に何も言わずに

さよならしたけど



本当は言いたいこと

山ほどあったんだよ



只君の顔を見ていたら

何も言えなくなってしまって



君は多分

きっと誤解をしてると思う

思いやりのない奴だってね



そうじゃない

君のこと傷つけまいと

心から思ったからこそ

一事も言葉が出なかったんだ



ただそれだけ














曇り後晴れ



冷たい雨が

窓を濡らしています

まるで私の心の中を

見透かしたような雨です



現れては消える過去たちが

私の心の中で

ソーダの泡のように

ぷちぷち音をたてています



もう過去のこと

そう過去のことなのに

何をいつまでも・・・



窓のついた雨粒が

私の涙のように伝っています



明日の天気は

曇り後晴れとのこと

きっと私の心も晴れることでしょう














命の音



君を強く

抱きしめると

トクントクンと

命の音が

私の命と重なった















秦本幸弥



●児童書「ありのままに生きてます 見習いたくなるいきもの物語」
KADOKAWA
加藤英明 秦本幸弥(共著)

●『死神とエプロン』
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

●「異世界マルチビジネス ~今の収入に加えて毎月金貨一枚もらえたら?~」
KADOKAWA
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●「パティスリー幸福堂書店はじめました 1~3」
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秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

●「本日、職業選択の自由が奪われました」
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●「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記 1~3」
TOブックス
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

●「個人商店の利益を上げるIT活用術」
すばる舎:電子書籍
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto



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http://yukiya1.com/


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何気ない日常



あなたは本を読み

その横で私は編物をする



コーヒーの香りが部屋を満たす

何気ない冬の午後



私は一人では生きていけないから

元気で長生きしてよ



そんな私の勝手な言葉を

瞳だけ笑って聴いている



こんな何気ない日常が

ずっと続くと信じている

いえ ずっと続くと信じたい














今年



今年は何が待っているだろう

昨日今年初めての涙をながした

哀しかった訳ではなくTVドラマを観て



これからも涙するだろう

そして今年も笑うだろう



人々の想いに関係なく

樹々は枝を伸ばし

季節ごとに花は咲き移り



知らないうちに家が建ち

隣りの少女が少し娘になり



自分の顔の皺が一本増え

行きたかった旅に出るかもしれない



山程にある夢

絶望にもあうだろう

思いがけない幸せが舞い込む事も



今年も様々な事が来るだろう

去年とは確実に違う今年が














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