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パズル



難解な

パズルの

最後のワンピース

嵌める楽しさ

嵌る寂しさ














フラッシュバック



ジャングルジムの上で

あどけない笑顔が手をふる



逆光になったあの児の顔が眩しくて

あまりにも眩しくて眩暈がしそう



ああ あんな頃があった私にも

刻がフラッシュバックして

あの児が私に重なってゆく



私が笑って手をふっている

私は私を見て手をふり返す



あれは確かに私

あの頃の私

なんて懐かしいんだろう



しばし楽しんだあと

軽い眩暈からさめ

元のあの児に戻っていた



あの児のあどけない笑顔がまだ手をふっている

私もそっと手をふり返した














ときめける



この青いあおい空の下

あなたが居ると思うだけで

まだときめける自分を

いじらしく思う私














あの頃の何か



気持ちのいい風が

頬をそっとくすぐってゆく



今まで感じたことのない

新鮮な喜び



そよ吹く風に

ふんわり心をほぐされ



甘ずっぱい想いが

体をすっぽり包む



心が忘れていた何かが

そっと目を覚まし



あたりを観まわしてみると

何とも云えない懐かしさが

そこここに漂っている



一体これは何だろう

母の胎内を通り抜け

黄泉の国で感じていた

あの頃の何かの様な気がしてならない














起死回生



一つの言葉に触発され

詩は産声をあげる



その言葉に様々な服を

着せたり脱がせたり



センスのいいフレーズを着せれば

詩は光り輝き

それを間違えると

詩は死んでしまう



死んだ様な詩でも

その死に損ないの詩がまたたまらん



なんて云って貰えたら

起死回生



そんな詩をちまちま書いている私です














躓く



躓いている

石ころも

段差もないのに

躓いた



しゃれた言葉

気のきいた言葉

人を感動させる言葉

思わず笑ってしまう言葉



そのどれもこれもが

真暗くらの闇の中

真暗闇で

躓いた



言葉なんて

口から出せば

頭に描けば

言葉になる



何てことはない

口から出せば

頭に描けばそれでいい



それでいいのに

躓いた



何でもないのに

何でもないのに

やっぱりやっぱり躓いた














秦本幸弥

●『死神とエプロン』
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto


ISBN978-4-575-52224-2.jpg



妻と幼い息子を残し急逝した西野は、訳あって冷徹な死神となってしまった。
それから1年後。上から指示された10人目のターゲットは、上のミスにより妻に設定された。
西野に生前の記憶はない。
最愛の妻を手にかけてしまうのか。それとも……。



この物語の舞台は名古屋の四間道(しけみち)と言う所だそうです、。
この素敵な店
実際にあったのでしょうか。
あったら是非一度行ってみたい

名古屋の人でここを
知っている人いませんか。

もし知っていたらぜひ教えてください。












すれ違い



すれ違う

あなたとはいつも心がすれ違う



私は少しでも近付こうとしている

それなのにあなたは意識して

私に合わそうとしない



だからといって

私を嫌っている訳でもなさそう



頑ななその心は何

性格なのかもしれないけど

それって少し寂しいよね



でも私は待っている

いつの日にかきっと

あなたの首が縦に振られることを
















目標



何気なく生きていることが

申し訳なくて

何か目標を持たなければと

少し心が焦ってくる



焦ってはみても

突然何かが浮かぶ訳もなく

相変わらずのらりくらりとしてしまう



これではいけないんだ

分っている分ってはいるんだけど

目標が見つからない



結局心が焦っているだけで

地に足が着いていない



思うことは簡単だが

実行に移すことは中々難しい














待っている



待っている

只ひたすら



待っている

何かを期待して



それはあまりにも漠然としていて

その何かが分らない



ひとつ言えることは

その何かはきっと心を掻き立たせ

ワクワクさせてくれる

不思議な何か



今日突然やって来てくれるのか

それとももう少し先のことなのか

いずれにしても待っている



心をワクワクさせて














癒し



推理小説の中で

また人が殺されてゆく



そんな小説を読みながら

ふとテレビのニュースに目をやると

通り魔が人を何人刺したとか



事実は小説より奇なり

とは昔より云われているが

最近は悲惨な

そして凶悪な事件が多い



義理人情とかそういったものが

日本から消えていっている



そして癒しを求めている人が増えている

アロマとかそんな物理的な物ではなく

人対人の心の癒しが欲しい



かっては町のあちこちで交されていた会話

そんな光景は

どこへ行ってしまったんでしょう














待ってます



ありふれた常套句で

私の気を引こうと思っているのねあなたは

私と付き合って何年?

もう少し心弾む言葉を投げて!



たまには変化球のボールもいいよね

ゾーンを広げて待ってます

あなたからのストライクを














コワイ夏



季節が夏へと移行しています

私夏が苦手なんです

体がぐったりしてしまって



「青菜に塩」って言いますよね

あの状態になるんです

グズグズヨレヨレ



まだ春のなごりがあるのに

秋を恋しがっています



夏を健康に乗りきれる人が羨ましい

私も暑さをものともせず楽しめたら・・・



夏を好きな人ってカッコいい・・・でも

あ~夏・夏・夏

夏がコワイ



私はエアコンに抱かれ

コワイ夏を乗りこえよう














秦本幸弥



好評発売中


●『死神とエプロン』
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto


ISBN978-4-575-52224-2.jpg



妻と幼い息子を残し急逝した西野は、訳あって冷徹な死神となってしまった。
それから1年後。上から指示された10人目のターゲットは、上のミスにより妻に設定された。
西野に生前の記憶はない。
最愛の妻を手にかけてしまうのか。それとも……。












今なら分かる



今なら分かる

あの時はかなり感情的になって



自分で自分がおさえられず

強い言葉を投げ続けたっけ

全く笑っちゃうよ



自分の言っている事が矛盾してるって

思いながら停めることが出来なかった



素直に

俺駄目だなって思う



今なら分かる

少しばかり大人になったから



多分余裕を持って

人の話を聴けると思う

君に嫌われっぱなしじゃ寂しいから














秦本幸弥



本日発売!

●『死神とエプロン』
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

ISBN978-4-575-52224-2.jpg


妻と幼い息子を残し急逝した西野は、訳あって冷徹な死神となってしまった。
それから1年後。上から指示された10人目のターゲットは、上のミスにより妻に設定された。
西野に生前の記憶はない。
最愛の妻を手にかけてしまうのか。それとも……。




★ 秦本幸弥公式サイト
http://yukiya1.com/











雨は上がった



ふと思った

もう後戻りできない



悔いるのはやめよう

前に進むしかないのだから



雨は上がった

まず一歩を踏み出そう














嬉しい!!



自分のことそんなに責めないで

あなたが悪い訳じゃないよ

唯私が変に反応しただけだから



私っていつもそんな感じで

人のこと傷つけたりしてしまうの

もっと自分を開放させていればいいのに

誰に対しても構えてしまう



それってとても疲れてしまうんだけど

性格ってなかなか直せないんだよね



だからあなたも私と接する時は

ああこの人はこんな人なんだって

そう想って付き合ってくれたら

私も構えないで済むから・・・



で今日はそれを分ってくれて話してるから

私肩肘張らなくて済んで

嬉しい!!














不貞寝



私は私の影を蹴とばした

その影は私を睨みつける



思い通りに事が運ばないことに

苛立ちと焦りを感じ

影さえも疎ましくなる



そんな時は周りの人が皆幸せそうに見える

自分だけが貧乏くじを引いているようで

気が滅入るばかりだ



いっそ不貞寝でもするか

案外夢がヒントをくれるかもしれない














二行だけの詩



ありきたりな

あまりにもありきたりなフレーズを

二行書いたところで

いくら考えても後のフレーズが続かない



続かないから考えるのをやめ

昨日まで読んでいた本を読む



本を読みながらもやはり

二行目の後が気になり

本の内容が頭に入って来ない

入らないから読むのをやめた



ボケーと窓の外を観ていた

すると雨がポツリポツリ降って来たので

雨に関するフレーズを書いてみた



どうしてもしっくり来ない

考えに考えた末

雨の三行目は削除する



結局二行だけの詩になった














秦本幸弥

いよいよ16日発売!

●『死神とエプロン』
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

妻と幼い息子を残し急逝した西野は、訳あって冷徹な死神となってしまった。
それから1年後。上から指示された10人目のターゲットは、上のミスにより妻に設定された。
西野に生前の記憶はない。
最愛の妻を手にかけてしまうのか。それとも……。






★ 秦本幸弥公式サイト
http://yukiya1.com/








書きかけの詩



詩が大あくびしている

いくつかの詩が詩の体を成さないまま

本と本の間でふて寝している



これらの詩を何とか世に出してやろうと

考えに考えているのだが

挫折の連続だ



詩には申し訳ないのだが

私の語彙があまりにも稚拙すぎて

もしかするとこのまま

ゴミ箱行きになりそうだ



書きかけの詩が

チラッと私の方を観て

「お前の頭は所詮そんなもんさ」と

冷たい言葉を浴びせた



私は詩に何の言い訳もせず

虚しさだけが心に残った



そしてゴミ箱に捨てかけた詩を

また本の間に入れてしまった



入れられる寸前の詩に

「俺を世の中に出せもしないのに

捨てる勇気もないのかい!」と

罵声を浴びせられてしまった

私の心は甚く傷ついたまま何も出来ないでいた














どうしたいの?



もう何もかもどうでも良くなっちゃって

どうでもよくなったと思っているのに

どこかにどうでもよくない自分がいて

そんな自分に腹をたて



結局どうでもよくない自分を

何とかどうでもいいようにしようと

あせっている自分を自分で見て



思いっきり軽蔑して

どうにでもなれと

諦めきっている自分は

本当のところどうしたいのだろう














茜雲



覚悟はできていますか

私という厄介な人間と一緒に

悪路を歩むことに



その道は茨だらけです

もし嫌ならば

今なら大丈夫です断ってくれても

私ずっと一人だったから



只あなたと一緒なら

茨の道も苦になりません

だからって何も強要はしてません

どうぞあなたはあなたの道を歩いてください



いいんです

じっくり考えてください



ねえ観て

今朝の茜雲って

とびっきりきれいで最高ね














夢の中



私どうしちゃったのかしら

自分が自分でないようで

やることなすこと全てが

まるで他人がしているみたい



確実に自分がしているのに

もう一人の自分がそれを見ている



気のせいよ

そう気のせい



私は私であって

私以外の何者でもない

しかしそれはそれでまた面白い



もしかしたらこれは夢

そのうち目が覚めたりして

夢の中の私は

冷静に自分を分析していた



目が覚めたその途端

急に自分がつまらない人間に思えた

ずっと夢の中の

あのままの自分であったら・・・


















きれいな虹だ

その横に

君が居て

私の言葉に

頷いていてくれたなら



もっともっと

大きくて

きれいな虹になってくれるはずだ














真白



今 こころの中真白

ポケーと

雲の動きを見ている



そんなわたしを

わたしが見ている











秦本幸弥



●『死神とエプロン』5/16発売!
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

妻と幼い息子を残し急逝した西野は、訳あって冷徹な死神となってしまった。
それから1年後。上から指示された10人目のターゲットは、上のミスにより妻に設定された。
西野に生前の記憶はない。
最愛の妻を手にかけてしまうのか。それとも……。



★ 秦本幸弥公式サイト
http://yukiya1.com/












諦め



意味があるのか意味がないのか

分らないようなことを

さも意味あり気な顔をして

人々は意見を交している



それを聴いている側も

分ったような分らないような顔で

頷かざるを得ない



その間にもっと大切な事柄が

なおざりにされ闇へと葬られてゆく



こんなことではいけないと思いつつも

声高に意見も言えず

流されてゆく



今がなんとなく過ぎてゆけば

それ以上求めることもせず

諦め顔で溜息ひとつする














螺旋階段



螺旋階段を

眩暈を抱きつつ

男が登る

ぐるぐるぐる

ぐる



果てしなく

夜空を突きぬけ

星に届けとばかり

登りつづける



最早

階段の先端も男も

闇の中に融けて見えない



今は

螺旋階段だけが

男をどこかに乗せたまま

静かに浮いている














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