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日だまり



日だまりに

瞳を細めつつ

眠る猫



太陽まるごと

独り占めにして














秦本幸弥



●「異世界マルチビジネス ~今の収入に加えて毎月金貨一枚もらえたら?~」
KADOKAWA
秦本幸弥 Yukiya Hatamotos


マルチビジネス


マルチビジネスの世界でトップに上り詰めた主人公・ユートは、その直後、命を落とす。親から虐待を受けていた彼は転生した異世界で、温かい家庭に恵まれる。しかしある日、両親の営む商店がライバルの豪商に嵌められて潰され、さらに両親は犯罪者に仕立て上げられる。

再び不遇な人生を送ることになるのかと悲嘆に暮れるユートだったが、ある考えが浮かぶ。それは、前世で多くの人の人生を狂わせ、多くの犠牲者を出し、多くの恨みを買ったマルチビジネスを、異世界で再び始めることだった。ユートは異世界で、マルチビジネスによって成り上がり、豪商に復讐することを誓う。

「たったの小銀貨一枚の登録料で、リスクなしの商売を始められるんです! もう、やらない理由、ないですよね?」
最強のビジネス! どうせなら明るく! マルチビジネスで、異世界を席巻します!




●「パティスリー幸福堂書店はじめました 3」
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamotos


幸福堂書店3


閉店の危機にあった町の本屋をパティスリー併設の人気書店に蘇らせた本田安子。
雑誌の取材を受けるなど、お店の経営は軌道にのっていた。そんなある日、常連客の三鈴がやってくる。
彼女の姿を見つけたイケメンパティシエ・創は途端に不機嫌な顔になり――。

2人の過去の軋轢とともに、創の謎に包まれた生い立ちが明らかに!美味しくて、タメになる物語がついに完結!!




★ 秦本幸弥公式サイト
http://yukiya1.com/












明日頑張ろう



何も書けずに

頭の中では

雑念だけが賑やかにはしゃぎ回って

一日が終わろうとしている



取り留めのない想いだけが終始

頭をよぎり消えてゆく



友達に手紙を書かねば

あの人には随分長く電話をしてないけど

元気にしてるかしら?

今晩の献立は何にしよう



やっぱり手紙を書こう

長い間返事を書いてないから

きっと便りが来るのを待っているだろう



そんなこんなで詩らしい詩も

書けずに終わってしまった

明日頑張る事にしよう














春の雨



今日は雨です

夜明け前から降ってます



小降りになったり

激しく降ったり



時折水しぶきをあげ車が

通り過ぎてゆきます



暗い灰色の空から

雨粒が止めどなくなく落ちてきます



姿の見えない飛行機の

音だけが響きます



水溜まりには

波紋がやすみなく

輪を作っています



今日は雨です

かなり激しく降ってます

春の香りのする雨です














木蓮



木蓮の白い蕾が

青空の

中にぽっかり花開く



無垢な姿は

花嫁の

深々纏う綿帽子

私の心をふるわせる














椋鳥



明けの明星と

刃のような三日月が残る空に

太陽がようやく

東より顔をのぞかせはじめる



頬に冷たい風があたり

散歩の足も心持速くなる



家並の向こうの杜からは

早起きの椋鳥の鳴き声が

次第に湧き上がり

回りが明るくなるに従い

あたりを震わせるように高まる



やがてその声が一斉に空へと舞い上がり

一塊の雲のように流れてゆく



圧巻だ

暫くはその場に足を止め

何千羽の椋鳥の塊を

見送っていた














菜の花



土筆を摘みに出た

まだ冷たい風が吹く中

しかし土筆は出ていなかった



今年は春が来るのが遅い

目をこらして見たが

やはり土筆は出ていない



土手には菜の花が咲いていた

土筆のかわりに菜の花を摘み

花の香りを楽しんだ



テーブルの上に

菜の花を活け

家の中が少し明るくなり

我が家に春が来た

ちょっぴり小さな春が来た














崩れてゆきそう



もう駄目

私が

私じゃなくなって

崩れてゆきそう



山茶花の花が散っている














秦本幸弥



「パティスリー幸福堂書店はじめました 3」
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamotos


幸福堂書店3


閉店の危機にあった町の本屋をパティスリー併設の人気書店に蘇らせた本田安子。
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もうすぐ

四月になろうとしているのに

只無駄に時間を浪費している自分は

時間に追われ仕事をしている人たちに

申し訳なく思う

と云うよりそんな自分が嫌になる



刻とはありがたくもあり

残酷なものでもある



どう頑張ったところで

あと百年は生きられない

この百年を長いと感じるか

短いと感じるかは人によって異なる



少なくとも今という大切な刻を

稔り多いものにしたいと心から思っている














猫の笑い



笑われてしまった

猫に



猫が笑うかって?

それが笑うのだ

ミャーオって



それは笑いとは違うって?

いや 確実に猫は笑った



遠いまた遠い昔に

私は猫だった事がある



その時の感覚が

あのなき声は笑いだと

はっきり私に訴えている



それは微妙な違いでしかないが

猫の笑いとはそれほど繊細なのだ














一日の始まり



早朝

まだ暗くて寒い

三日月の横で明けの明星がきらきらと輝く



首にマフラーをきつく巻き

白い息を星に向け吐きながら歩く



いつもの時間に

いつもの人と

いつものあたりで出会う



歩く人ジョギングをする人とも

おはようの挨拶を交わす



団地の窓には

ところどころに明りがつきはじめているが

まだまだ暗い



歩いて行くうちに

東の空から

少しづつ白み始め

足元もようやく明るくなる

さあ・今日一日がこれから始まる














サイクリング



ねえ

サイクリングしようよ

えっこの寒いのに?信じられない

寒いからいいんだよ



弁当を持ってね

サンドイッチじゃなくってお握りがいい

僕は鮭とおかか

それからウインナーがあったらもっといいな

そうそうポテトチップス忘れないで



全く勝手な事ばかり言って

私は断然ツナと梅干し

それと玉子焼き



ポテトチップスもいいけどやっぱチョコレートでしょう

わっ寒い寒い

なんて寒いの

こんな時期にサイクリングなんて

やっぱへ~ん

それでも何となく楽しい

二人で居るから楽しいんだね














花占い



好き

嫌い



好き

嫌い



やがてくる花占いの

最後の残酷














春の雨



雨がしとしと降っている

ポトポトポトポト音がして

何だか暗い感じがするけど

そんな雨は嫌いじゃない



心の中のまんなかの

乾いていた心が

スポンジが水を吸いこむように

しっとりふっくらしてくる



この雨がやむと

待ってたように春が一斉に目を覚まし

次から次に花が咲いてゆく



雨がしとしと降っている

ポトポトポトポト音だして

心のスポンジ膨らんだ














秦本幸弥



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宝物



あなたが居てくれるから

私は自分を保っている



あなたの優しさに

すっぽり包まれ

私は私で居られる



あなたの

ほんのつまらない冗談で

笑う事も出来る



そんなささいな事

意味を持たない様な事にも

大きな安らぎがある



二人で居るって

二人で居られるって

宝物だね














言葉の棘



何もすることがなくて

と言うよりも何もしたくなくて



大好きな詩集を読んでみても

面白いサスペンスを開いてみても

只目が活字を追っているだけで

頭の中に入ってこない



どうしてしまったのか

今の僕は只無気力

どうしてって?

理由は分っているくせに

自分をごまかしている



あの時君から言われた一言

その言葉が棘となって疼いている



今も今も














早朝散歩



新しい家が見る間に建ってゆき

庭の芝ざくらがきれいに咲いている

欅の新芽がだんだん大きくなり

フェンスの向こうにアイリスの花が咲き

桜の花が散り葉桜になってゆく



大きな朝日を浴び

少しづつ変化する風景を見て

すがすがしい空気を吸いながら

歩を進める早朝の散歩



今日もきっと何かいいことが

沢山待っているのではないか



空は青空

お腹がすいた

朝食をおいしく頂こう














春の風をまとって



いつからだろう

こんな気持ちになったのは



もう随分こんな気持ちから遠ざかっていた

季節のせいかな

それとも・・・



何がともあれ

こんな気持ちに浸れるなんて

ハッピーだ



ちょっとばかりお洒落して

春の風をまとって



そう

すました顔なんかして

颯爽と歩いたら

何か少し若返ったみたい



私の中にも

まだこんな自分がいたなんて・・・














好きな所



迷って迷って

迷った末に出した答えは

「No」だった



何が「No」だったかって?



今までの自分を好きだった事はあったか

そしてこれからも好きになれるかだ



本当を言えば

ひとつやふたつ位は好きな所はある

しかし全てを見回してみると

「No」になってしまう



でも「No」と言う答えでは哀しすぎるから

ひとつふたつある好きな所を

自分のよすがにして生きてゆこう














秦本幸弥



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とてつもなく天気のいい午後

ベランダに椅子を出して腰かける

空は真っ青で雲ひとつない



春の風を頬に感じ瞳をつむる

どこからともなく沈丁花の香りがし

小鳥の囀りが聴こえる



あゝ春だ

どこまでも春だ

春の息吹を胸いっぱいに吸い

思いっきり幸せな気分に浸る



こんなありきたりの情景を

幸せに感じることが出来る

そんな自分の心がいとおしくてたまらない














厄介な心



どうしても立ち上がれない

これではいけないから立ち上がりたい

それでも思うようにならない



立ち上がろうと思っても

体が

いや心が立ってくれない



心が立たなければ体は立たない

確かに頭の中では命令している

立ち上がれと



頭は命令しているが心が応じない

心とは一体どのあたりにあるのだ



頭か

心臓か

足か



心め

お前は厄介な奴だ



お前をどう料理してやろうか

得体のしれない心とやらは

どうにもこうにも食えない奴だ



この心とやらに翻弄されながら

一生共に生きてゆくのだろう














傍にいるね



どうでもいい

もうどうでもいいよ

何かやけっぱちみたいに言っちゃって



本当はどうでもいい訳ないくせに

素直になれない君に

どんな言葉をかけてあげたらいいのか



今はただ君にそっと寄り添う

それしかできなくて・・・



ごめんねこれだけで

ありきたりな言葉をかけても

多分今は受け入れて貰えないと思うから



君の心が落ちつくまで

黙って傍にいるね














春が来る



木蓮の蕾が少しづつふくらみ

かすかに沈丁花の香りが漂う



雨が降っている

雨は冷たいがその中にも春が居て

心も少しづつ春の訪れを感じている



コートももう薄物にしてはと思わせ

三寒四温を繰り返しては

春は確実にそばに来ている



人々も春の訪れを予感し

固まっていた体もほぐれ

前傾姿勢からまっすぐになり

心なしか足取りも軽やか



春が来る

待っていた春が

桜の花が瞼の下で咲いた気がした














心の糸



がんじがらめの心の糸が

どうしても解きほぐせずに

糸口を探している



こんな風になる前に

もっと解きほぐしやすい時に

向き合うべきだった



それなのに

それら逃げて

逃げ回っているうちに

がんじがらめになった心の糸



今は糸口を探しながら

少しづつ解く努力をしている



逃げては駄目

逃げては駄目だと思いつつ

逃げている私がいる














春の雨



春の雨

パラリパラリと降りそそぎ

冬から全て何もかも

春へ春へと移行さす

パラリパラリと音たてて

澄まし顔して春の雨











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http://yukiya1.com/


これでいいんだよ



これでいいんだよ

これで



何が?

何がって?

何もかも全てが



良くないことだって

時がたてば

これでいいんだって

思える時がやってくる



これでいいんだよ

これで



窓の外から

うぐいすの初啼きがきこえてくる














秦本幸弥



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