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儚い



あなたがあの人だったらなんて

そんな事考えている私は

許されないかしら



そしてもしかしたら

あなたも同じ事考えているかもしれない



そんな私達って一体何なんでしょう



ほら さっきまでくっきり出ていた虹が

もう消えかかっている

儚いわね

虹も私達も…














感動屋



私馬鹿みたいな事に

感動しちゃうんです



たとえば道端の小さな草花や

鳥などが低空飛行で

誰にもぶつからず素早く

飛んでゆく様



空の雲の様々な流れ



初めて白樺の木を見た時は

嬉しくて木の肌を撫でていた



なんじゃもんじゃの花を見た時は

感動で何時間も見つめていた



そして感動屋の私は

涙もろいのです



そんな私は今日も何かに感動しています

















夢に嗤われた

分相応な夢をみろと



分相応?

分相応なら夢みる必要ないでしょう

分不相応だから夢でしょ



分不相応たって限度ってもんがあるんだ

あなたのはその限度を越えている



そんな・・・

夢に限度があるのなら

みなくたっていいよ

夢にいちゃもんつけられるなんて

信じられない

もうみない!!

夢なんて絶対に!



夢に啖呵を切ってみたけど

やっぱり夢を抱いてなきゃつまらない

しゃくだけどちょっぴりランクを下げてみた



今度こそ夢には嗤わせないから














くじ運



昔十円を握って

いそいそ駄菓子屋に行った



何を買おうか迷いに迷い

一回五円のくじをひいた



見事にハズレ

この頃からくじ運は悪かった

あ~あと溜息ひとつ



残りの五円で

大きなたこせんべい一枚を買い

パリパリ食べながら



あしたこそはあしたこそはと思いながら

遊びの輪の中に入っていった



あれから何年たったか

相変らずくじ運は悪いままだ














秦本幸弥



●「パティスリー幸福堂書店はじめました 2」

秦本幸弥 Yukiya Hatamoto
(双葉社:2018/6/14発売予定)

赤字続きだった書店をパティスリー併設のおしゃれな書店へとリニューアルさせた本田安子。
イケメンパティシエ洋野創との仲は深まり、経営も少しずつ軌道に乗り始めた。

そんなある日、安子の中学校時代の同級生・七尾俊介が店を訪れる。
懐かしさに会話も盛り上がり、二人は旧交を温めあう。
やがて、俊介は安子に「僕の婚約者になってくれないかな?」と問いかけるのだが――。

甘いお菓子と本の知識で、お客様のお悩みをずばっと解決!? 美味しくてタメになる物語、待望の第2弾!














両方わたし



忘れやすい忘れやすい

人の名前をすぐに忘れる



忘れるくせに忘れられるのは寂しい

随分勝手だけれどそんなもの



忘れにくい忘れにくい

昔のどうでもいいことは忘れない

忘れたいのに忘れられない



忘れるこころと忘れられないこころ

二つあって二つ揃って両方わたし














言葉の散歩



あのね見ちゃったんだ

誰かの口から出た言葉が

人の耳に飛び込んでいったのを



言葉はその人その人の色をつけ

さも楽しそうに

人から人へと散歩を重ねてた



始め誰かの口から出た時

真白だった言葉は

散歩を重ねているうちに

真黒くなってしまい

何が何だか見分けがつかなくなってしまった



あ~あ見なくてもいい物を見ちゃった














なみだのせいぶん



なみだがでる

かってにでる



かなしくて なみだがでる

うれしくて なみだがでる

くやしくて なみだがでる



なんのかんじょうもないのに

あくびをしてもなみだがでる



みんなしょっぱくておなじなみだなのに

かなしいときとうれしいときとでは

なみだのせいぶんがちがうそうだ



からだのなかで

りょうりみたいに

びみょうにさまざまな

すぱいすをしゅんじにいれるのだ



いや~かんどうした

かんどうしたときのなみだは

どんなすぱいすがはいっているのだろう














もしかしたら


今 私なにしてると思う?

あのね 掌ひらいて

赤いボールペンで線を書いているの



手相の本を観ながら

お金持の線とか

良い運命線とかね

そんな線を書き込んでるの



その線毎日書いていると良くなるんだって!

本当かな?

眉唾物だよね



もう!信じて書かなきゃ駄目なのに~

信じられないなんて哀しい

嫌な性格



改めて赤い線が書き込まれた掌を観てみる

信じられなくても信じられなくてもいい

今日一日だけはこのままにしておこう

もしかすると

もしかするかも・・・














眠れない



眠れない

どうしても眠れない

また眠りの世界から爪弾きされている

眠る事に必死になっているのに

眠れない頭に

無理矢理空想が押し付けられる



空想が空想を呼び

頭の中は空想で爆発しそうだ



やめて!!

私はこんなに眠りたいのに

空想よ去れ



蒲団の上で悶々としている間に

いつの間にか外は白々と明るみ始め

今日もまた

寝不足のまま

朝を迎える














綿飴



空に真っ白な綿雲が

ゆっくりゆっくり流れてゆく



綿雲を長い竿でからめとり

巨大な綿飴を作る



一人では食べきれないから

友達を沢山呼んできて



あ~でもないこ~でもないと

どうでもいいような世間話などして



巨大な綿飴を

四方八方から食べてゆく



みんなが話し疲れた頃には

綿飴は殆どなくなっている



空から綿雲が

「おかわりはいらないのかい?」って

云っているようだ



みんなお腹も心も満たされ

散りぢりばらばらに帰っていった

綿雲も満足そうに消えていった














秦本幸弥


「パティスリー幸福堂書店はじめました 2」

秦本幸弥 Yukiya Hatamoto
(双葉社:2018/6/14発売予定)

赤字続きだった書店をパティスリー併設のおしゃれな
書店へとリニューアルさせた本田安子。
イケメンパティシエ洋野創との仲は深まり、経営も
少しずつ軌道に乗り始めた。

そんなある日、安子の中学校時代の同級生・七尾
俊介が店を訪れる。 懐かしさに会話も盛り上がり、
二人は旧交を温めあう。
やがて、俊介は安子に「僕の婚約者になって
くれないかな?」と問いかけるのだが――。

甘いお菓子と本の知識で、お客様のお悩みを
ずばっと解決!? 美味しくてタメになる物語、待望の
第2弾!













なめくじorかたつむり



かたつむりは可愛くて

なめくじは気持ち悪い?



どうしてか?

両方共這っていてネバネバしているのに

しいて言うならばなめくじの方が

ネバネバ度が高く顔がのっぺりしている



もしかすると家がないからいけないのかも

ヤドカリも家がないと無様だ



やっぱり家は七難かくすのだ

それと伸び縮み自由の角も

適度に愛嬌があっていい



なめくじも家をしょって角を出していたら

塩をかけられずに済むかも



日本からなめくじが居なくなり

かたつむりだらけになる



今度なめくじに逢ったら提案してみよう

このままなめくじを続けるか

それともかたつむりになってみるか

多分「このままでいいよ」って言うだろうが・・・














今日を生きる



今迄沢山の今日を昨日にしてきた

そして沢山の明日を今日にしてきた



人は毎日昨日と明日の間の

今日をせっせと生きている



駆け足のように明日が今日になり

めまぐるしく今日を明日にしてゆく



毎日の今日を

夢を実現させるため

頑張って生きている

涙した日も

幸せな日も



今日をほんの一握りの幸せにするため

今日も今日を頑張っている














今の幸せ



未来を夢みるより

今が幸せでありたい



ほんの些細な事でいい

葉桜の美しいトンネルに身を置く

その今が無性に嬉しい



美味しく食事が食べられる

普通である事の幸せ



ごくあたり前に歩ける

今日の体調に感謝



素適な音楽に酔いしれる

その感性に乾杯



今の積み重ねが幸せなら

未来の夢の扉は開かれてゆくかもしれない














神様の本心



神様

あなたは神様だから

人の心の中の悩みも分りますよね



神様

それなのにあなたは何もしてくれない

いつもいつも知らんぷリ



神様

世の中に戦争があるなんていけないですよね

何故やめさせようとしないのですか



神様

苦しんでいる人は言ってますよ

この世に神も仏も居るもんかってね

私も時々思います



神様

あなたって一体何者ですか

人間が勝手に創った都合のいい存在ですか



神様

私には分りません

あなたの本心が

でもいつの日か分る日が来るかもしれません

あなたの本心とやらが・・・














心揺れて



ああでもない

こうでもない

ゆらゆら揺れるこの心

いつも心に振り廻されて



いっそ心に錘など

つけてみたらどうかしら



でもやっぱり

止まったままじゃつまらない

揺れているから楽しいことも

つまらないことも味わえる



揺れる心に身をまかせ

揺れる心を楽しもう



ゆらゆらゆらゆら揺れるのも

みんなみんな私だから



いつもゆらゆら揺れている

私の心は揺れている














聴き上手



私は口下手だから

いつもいつも聴き役



あなたは男なのにかなりの饒舌

でもそれが少しも嫌味じゃなくて

あなたの世界に引き込まれてしまう



なんて物知りなんだろうって

ちょっと嫉妬なんかして



口下手な私は頷くばかり

それをあなたは聴き上手だねなんて

嬉しい事を云ってくれる



そんな聴き上手な自分から

本当は脱却したいのに

今日も私は聴き上手














秦本幸弥



●「パティスリー幸福堂書店はじめました 2」

秦本幸弥 Yukiya Hatamoto
(双葉社:2018/6/14発売予定)

赤字続きだった書店をパティスリー併設のおしゃれな書店へとリニューアルさせた本田安子。
イケメンパティシエ洋野創との仲は深まり、経営も少しずつ軌道に乗り始めた。

そんなある日、安子の中学校時代の同級生・七尾俊介が店を訪れる。
懐かしさに会話も盛り上がり、二人は旧交を温めあう。
やがて、俊介は安子に「僕の婚約者になってくれないかな?」と問いかけるのだが――。

甘いお菓子と本の知識で、お客様のお悩みをずばっと解決!? 美味しくてタメになる物語、待望の第2弾!











心の棘



心は移り気

昨日まであんなに幸せだと想っていたのに



今日の私の心には

グレーの雲がかかっている

何が原因なのか

分っている筈なのに



いや ちゃんと分っている

今朝方人に言われたあの一言だ

あんな言葉気にしなければいいのに



それなのに

まるで魚の骨が喉の奥につき刺さった様に

抜こうと思ってもなかなか抜けない



この棘は唾を飲み込む度に痛む

同じ痛みが心にも走る



この骨を何度も刺抜きで抜こうと試みたのだが

何度も何度も



グレーの雲がどこかへ行き

早く青空が

あの青空がいっぱい広がってほしい














哀しみは



哀しみは

一歩遅れてやって来る

そして

木霊のように

長く尾を引く














雲の生き方



雲がせわしなく動いている

白い雲 黒い雲



少しだけ見せる青空と

白い雲と黒い雲が

競うように動いている



あの雲たちの下では

雨が降っているだろうか

何とも自然は雄大だ



人間世界同様

空にも空の世界がある



せめぎ合い競い合い

雲は自己主張している

雲には雲の生き方がある

雲の生き方がある














話したい



しゃべってる

心はいつも しゃべってる

楽しい話

ないしょの話



しゃべってる

心はいつも しゃべってる

ワクワク話

悲しい話



しゃべってる

心はいつも しゃべってる

このおしゃべり

誰にきいて もらおうか

父さん母さんお友達

それとも そっとこのまんま

心の中に しまっとこか



しゃべってる

心はいつも しゃべってる

どんどんふくらむこの話

やっぱり きいてもらいたい



好きな好きな あの人に

おしゃべりしたい

話した~い!














わくわく



おひさまが ひかってる

かぜが そよいでいる

かわもは きらきら さざめいている



わかばが めにうつくしく

たんぽぽが ほほえんで

からすのえんどうの みが ぷっくりしている



ちょうちょが たのしげにまい

いもむしが なっぱをたべて

こいが たまごをうんでいる



いま いのちあるもの すべてに

はるが かたりかけている



ひとびとの こころは

わくわく わくわくしています














心の中の悪魔



君と唇

重ねる刹那も

あなたのこと

想う悪魔が

心を過ぎる













秦本幸弥



「パティスリー幸福堂書店はじめました 2」

秦本幸弥 Yukiya Hatamoto
(双葉社:2018/6/14発売予定)


赤字続きだった書店をパティスリー併設のおしゃれな書店へとリニューアルさせた本田安子。
イケメンパティシエ洋野創との仲は深まり、経営も少しずつ軌道に乗り始めた。

そんなある日、安子の中学校時代の同級生・七尾俊介が店を訪れる。
懐かしさに会話も盛り上がり、二人は旧交を温めあう。
やがて、俊介は安子に「僕の婚約者になってくれないかな?」と問いかけるのだが――。

甘いお菓子と本の知識で、お客様のお悩みをずばっと解決!? 美味しくてタメになる物語、待望の第2弾!












理不尽



今日もどこかで誰かが生まれ

今日もどこかで誰かが死んでいる



あたり前の出来事に

涙する者と歓ぶ者がいる



そんな事におかまいなく

世の中は機械の歯車のように

ギシギシ音をたてて流れてゆく

流れからはじき飛ばされた者は

世の中の隅っこで

消え入りそうな命を何とか繋ぎ止めている



彼等は社会の理不尽と戦いながら

しかも何の手も差しのべられず

小さくなって命を繋ぎ止めている



それがいつ自分になるかもしれない

そんな危うい世の中に



今日もどこかで誰かが生まれ

今日もどこかで誰かが死んでいる













下戸



下戸なのに

浴びるほどの

酒飲んで

忘れたい事

ある夕べ

空に刃の

如き三日月













ワンピースの言葉



頭の片隅に

失われていた

パズルのワンピースのような言葉が

さっと横切った



あの言葉 そうあの言葉だ

どれ程待っていた事か



懐かしい友に逢えたよう

長い間創りあげる事が出来なかった

その詩の空いた部分に

パズルのワンピースを置いた



そう

この言葉を待っていた

詩も私も

この短くて

素晴しい言葉を



これで世に出してやる事が出来る

心なしか詩が喜んでいるように見えた













神様の苦笑い



一芸に秀でている人は

多芸に秀でている事が多い



神様は不公平だ

どういう訳か

不器用な人は何をやっても不器用だ



多分それなりに努力はしているだろうが

何故か報われない



人間には生まれ持っての

才能というものがある

勿論それプラス努力も必要だ

努力なくして何かを成し得る事は

恐らく出来ない



才能と努力そして運

それらが合体した時

人は世に羽撃ける



それにしても運命の神様は

私にはそっぽを向いている



そもそも何の才能もなく

努力もしていない私が

運命の神様に

手を差し伸べよという方が間違っている

神様が苦笑いしているみたい













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