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普通であること



普通でいること

普通であることが

一番幸せな事だと

今 心から想う



痛みのある

普通の体でない



普通である事の

ありがたさを知った



しかし

まだ動ける

動ける幸せを

感じている



坂道を自転車で

颯爽と駆け上がってゆく

若者よ



普通である事の

幸せを

満喫してくれ!













案外いける



頭の中で言葉が

右往左往している



上手く整列して欲しいのに

自分勝手にあちこち動いている



どうして私の頭は

想う様にならないんだ

情けな~い…



仕方ないから

浮んだ言葉を

適当に羅列してゆく



それでもきっとばれないだろう

ばれないかもしれない

ばれるかな~

ばれるよね



でも…この詩なら



案外いけるかも













ストロー



ストローの中の

液体が昇り降りしている



小さな喫茶店の片隅で

二人の会話が弾む



時々窓の外に瞳を走らせ

行き交う人を見る



何気ない会話は

何の脈絡もなく

二人の間を征き交う



その間もストローの中の

液体は昇り降りを続け

残りは僅かとなる



やがて液体はなくなり

まだ話し足りないのか

コップの水を注ぎ話は続く



コップの中の水は

前に飲んでいた物と混ざり合い

濁った色になっている



その水も幾度となく

昇り降りを繰り返し

やっと二人の会話は果て

小さな喫茶店を後にした













秦本幸弥



「パティスリー幸福堂書店はじめました」

幸福堂書店

双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

祖父の代から続く歴史ある書店を継いだ本田安子。
しかし、残念ながら経営はずっと赤字続き。
このままでは、自分がお店をつぶしてしまう。

そんな悩みを抱えたある日、安子は美味しいお菓子や珈琲を出す、
カフェを併設した書店の存在を知り――。

甘いお菓子と本の知識で、お客様のお悩み解決!?
ケーキと本が大好きな書店員・安子と、ケーキ以外には興味がない
クールなイケメンパティシエ・創。
そんな二人がオープンさせた、
「パティスリー幸福堂書店」の物語!











逝くと云う事



逝くと云うのは

歳の順ではない事を

嫌という程思い知らされている



お正月そうそうの

通夜の葬儀場に

あれ程元気だった人の

顔を柩の中に見ている



その顔が

いつ自分に変ってもおかしくない



普段自分だけはまだ

そう思っているから生きてゆける



だから夢もみられる

いつ逝くかは今は分らない

でもそれまでは見続けよう

ほんの小さな夢でいいから













ペーパードライバー



ペーパードライバーの私は

いつもあなたの隣りに座るだけ



そしてあっ!とか わっ!とか云って

ブレーキの無い床に力を入れ足を踏み込む



その度にうるさい! と怒鳴られる

今迄に何度エアブレーキを踏んだ事か

彼の運転が下手な訳ではない

私の気が小さいだけ



だからペーパードライバーに甘んじている

私も気持ちよくドライブしてみたい

でもそれは夢のまた夢



ダンプカーを運転している女性を見かけると

憧れの目で見てしまう

どうしたらあんなスゴイ車を運転出来るのかと



まっ人それぞれ

私みたいな人間が居ても

何かの役にたっているかもしれない



自分の不甲斐なさを

何とか納得させて生きている

小さな小さな私













朝の光



水溜りにブランコが写っている

昨夜の雨でブランコの下には

水溜りが出来ている



朝の光を浴び

水溜りが輝き

ブランコを浮かばせている



何気ない光景であるが

何故か心に響くものがある



誰でもが一度は乗ったブランコ

こんなにも心を動かすのは

まだ私の心の中に居る

子供心が

そうさせたのでしょうか…















汚れた水溜りの中に

雲が浮かんでいた

面白い形をした雲だった



突然雲を

車が轢いていった

雲は飛び散り形をなくした



やがて水溜りは静かになり

さっきとは違い

少し歪んだ雲を浮かべていた













メンタル



メンタルの

強い君には分らない

メンタルの弱い

私の胸の内

心に漣いつもたってる











蝋梅



蝋梅


蝋梅の花は

寒い冬の中

春告げ花のように

枯木の中

凛と咲き

美しい花だ













秦本幸弥



「パティスリー幸福堂書店はじめました」

幸福堂書店

双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

祖父の代から続く歴史ある書店を継いだ本田安子。
しかし、残念ながら経営はずっと赤字続き。
このままでは、自分がお店をつぶしてしまう。

そんな悩みを抱えたある日、安子は美味しいお菓子や珈琲を出す、
カフェを併設した書店の存在を知り――。

甘いお菓子と本の知識で、お客様のお悩み解決!?
ケーキと本が大好きな書店員・安子と、ケーキ以外には興味がない
クールなイケメンパティシエ・創。
そんな二人がオープンさせた、
「パティスリー幸福堂書店」の物語!











小石



私は小石

ただの小石

あなたに

拾って欲しくって

じっとここで待ってたの













郵便箱



郵便屋さんがきた

郵便箱を開けた

な~んだ今日も

ダイレクトメールだけか

あ~あ と想う



郵便屋さんがきた

郵便箱を開けた

え! 何も入ってないよ

ガ~クリ

ダイレクトメールでも

入ってるだけいいか と想う



郵便屋さんがきた

郵便箱を開けた

わ! あの人からの手紙だ!

嬉しくて嬉しくて

ワクワク

郵便箱は夢の箱

郵便箱は幸せの箱













春を待つ木



窓から見る景色は

同じように見えながら

日々姿を変えてゆく

わずかな風のそよぎに

小枝はうなずいている



風よお前の気持は分っている

だから私は首をふる

日差しよ

君は暖かさを増し

私は体の芯底から

芽吹く



青空よ

君の青さに私は心踊る

風よ春を呼ぶ風よ

君の囁きに私は何度も

何度も頷き返す



私は春を待つ木

青空よ

君のもとへと伸びてゆく













贈り物



ずっとずっと辛かった

やっとやっと楽になり

ちょっぴりちょっぴり喜びが

いっぱいいっぱい幸せも

来たきたきっと神様が

私にくれた贈り物













水のダンス



石を投げた

ポチャンと音がした



ポチャンから波が生まれ

波は外へ外へと広がって

水のダンスが始まった



ダンスは外へ外へと広がり

やがて水面は静かになった



もう一度水のダンスが見たくて

また石を投げてみた













あなたが逝って



あなたが逝って

二度目のお正月も過ぎました



入院する事になりましたって

簡単に手紙に書いてあった



まさか癌だなんて

これっぽっちも思わなかった

入院中私の詩が書かれた

ポストカードの角がなくなる程

何度も読んでくれたとか



それから数度ポストカード送りました

私からの手紙に癒され

体調も良くなって来ましたと言っていた

私のブログに知らないハンドルネームで

こっそりコメントまで書き込んでくれた



私はもうすっかり

回復したものと思っていた

それなのに突然

あなたの訃報が…

まさかまさかと…



逢った事もないあなたの

顔をあれこれ浮かべ

悲しみにくれました



今、天国で元気にしてますか













秦本幸弥



●「パティスリー幸福堂書店はじめました」

幸福堂書店

(双葉社:2018/1/11発売)
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

祖父の代から続く歴史ある書店を継いだ本田安子。
しかし、残念ながら経営はずっと赤字続き。
このままでは、自分がお店をつぶしてしまう。

そんな悩みを抱えたある日、安子は美味しいお菓子や珈琲を出す、
カフェを併設した書店の存在を知り――。

甘いお菓子と本の知識で、お客様のお悩み解決!?
ケーキと本が大好きな書店員・安子と、ケーキ以外には興味がない
クールなイケメンパティシエ・創。
そんな二人がオープンさせた、
「パティスリー幸福堂書店」の物語!











小さな幸せ



手の中の小さな幸せが

壊れないように

そっと握りしめていたのに

指の隙間から

毀れていってしまったみたい













しんしんと雪が降る



雪が降る 雪が降る

しんしんと 雪が降る



しんしんと しんしんという音をだし

雪は 降り積もる



目をつむり そっとそっと 聴いてみて

しんしんと しんしんと 音がする



つむった瞳の そのに 雪が舞う

しんしんと しんしんと 雪が舞う



人の世の 音を吸いこみ 雪が降る

しんしんと しんしんと 雪が降る



しんしんと しんしんと 雪は降る













春はまだか



十四度から上がらない室温

ガスストーブがかすかな音をたて

チロチロ燃えている

僅かに開けた窓から

冷気が方頬を撫でる

冷たい!身も心も

すっかり冷えきった心の片隅で

春が来るのを待っている

春はまだか?

春はまだか?

窓の外では粉雪が

風に吹かれ舞っている

春はまだか?

春はまだか……













宝くじ



一枚の宝くじに

運を託して買ってみる

一から四十三の数字のうちの

六つの数字を選ぶ



一等の当たる確立は

およそ六百万分の一

絶望的な数字だ

六百万通り買えば一等が当たる

つまり十二億円で一等が当たる訳だ



勿論そんな事は出来ないから

たった一枚のカードに

六つの数字を慎重に塗り潰す



そして抽選の翌日の新聞を見てみる

二つの数字は合っていた

しかし三つ目の数字が一番違いだ

あ~惜しい!

三つ合っていれば千円当たっていたのに…



恨めしそうに何度も見てみる

明日になればこの数字がかわってくれるかも

なんて あり得ない事を考えながら

溜息まじりに宝くじの券をゴミ箱に捨てる



たった一枚買っても当たる人は当たる

自分の運の悪さを嘆きつつ

今は懸賞葉書を書いている私だ













流れ星



この恋を

成就させたく

空を見る

流れ星ひとつ

つかまえたくて













寒そうな青空



ここに大きな樹があり

いっぱい枯葉を落としていました



山茶花の垣根が続き

時々お爺さんが焚火をしていました

いつもニコニコと



でも今は

大きなビルが建ち並び

あの懐かしい大きな樹も

山茶花の垣根も

あのお爺さんの笑顔も

見ることは無くなっています



あの時と同じ

寒そうな青空だけは

ビルに囲まれ

小さくなって

今もあります











秦本幸弥



●「パティスリー幸福堂書店はじめました」

(双葉社:2018/1/11発売予定)
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

祖父の代から続く歴史ある書店を継いだ本田安子。
しかし、残念ながら経営はずっと赤字続き。
このままでは、自分がお店をつぶしてしまう。

そんな悩みを抱えたある日、安子は美味しいお菓子や珈琲を出す、
カフェを併設した書店の存在を知り――。

甘いお菓子と本の知識で、お客様のお悩み解決!?
ケーキと本が大好きな書店員・安子と、ケーキ以外には興味がない
クールなイケメンパティシエ・創。
そんな二人がオープンさせた、
「パティスリー幸福堂書店」の物語!











すくすく



こどもすくすく

よくよくそだつ

あそこのあのこが

すくすくそだち

こちらのこのこの

このこのおやに

おやおやあのこが

このこのおやに

このこすくすく

たちまちそだち

どこかのだれかと

どうやらあつあつ

あつあつそのまま

うきうきつづき

とうとうあのこは

ばあばになった













一杯のコーヒー



朝一杯のコーヒーが

体を温めてくれる

口にパンを運び



目玉焼きが

口の中で広がり

心が温まってゆく



一日の始まりの

エネルギーが燃える



一杯のコーヒーが

体の隅々までゆきわたり

心が温まる



さあ 今日も頑張ろう!













笑うってすごい



笑うってすごい

笑えるってすごい

人間だけに与えられた

すごい能力



笑うってすごい

笑えるってすごい

哀しい人を勇気づけ

寂しい人に愛を与えられる



笑うってすごい

笑えるってすごい

笑いを求め夢を見て

笑いがあるから生きてゆける



笑うから笑えるから

勇気も湧いてくるよ

泉のように













幸せの掴み方



幸せは掴みにくい

だから

ふり向きざまに

幸せの後ろ髪を

しっかり掴むのだ



掴んだら決して放さないで

手元に引き寄せる













勝手な祈り



ねえ 神様

神様はどれぐらい沢山の人達の

祈りを聴いているのでしょうか



随分勝手な祈りばかりでしょうね



私もその中の一人です

神様 聴いてて笑っちゃうでしょう



だけど祈りの半分以上は

得手勝手なものが多いのです

神様 何を基準に叶えて

あげているのですか



私の祈りはまだ叶えてもらえません



おさい銭が少ないからですか

それとも心がけが悪いからですか

できたら教えてもらいたいものです



えっ? それを学ぶのが人生ですって?



祈りを叶えて貰うのって大変



それでも日々祈り続けている私です

神様 気が変わったら祈り

叶えて下さいな













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