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突然私の前に黒い物が現れた

それは私を一瞥もせず角を曲がった

私もそれを追いかけ角を曲がった

そこには人の形をした影がいた



よく見ると私には影がない

その影はまさしく私の影だ



影を取り戻そうと

近づいてみるが

私をあざ笑うかのように

影はまたその先の門を曲がった



今度は影に気づかれないように

そっと近づき

石畳の上の影に

思いっきりかぶさってやった



ふいをつかれた影は

逃げそこね私の物になった

今度は逃げられないように

影をしっかりホチキスで止めてやった













万珠沙華



万珠沙華まんじゆしゃげ

真紅の花弁を

悶えるように開き

妖しいまでに咲き誇る



葉で己の身をかくすこともなく

彼岸に誰かを誘うかのように

天に向かって咲き誇る



真紅の衣を纏い

フラメンコの踊り娘の如く

激しく咲き誇る

お前は万珠沙華



大胆に咲け

気のすむまで

踊り娘のように

そして天女のように

万珠沙華













一日が始まる



充分に

まだいけますよと

鏡の中の

自分にほほえみ

一日が始まる













飛ぶ



羽根がはえた

突然私の背中に

羽根がはえ

ふんわり飛ぶことが出来た

ああ 何て気持がいいんだろう



普段鳥は

こんな気持ちで空を飛んでいるんだ

あまりにも気持ち良くって

鳥は感動して鳴くんだ



私だって 私だって

大声あげて 囀りたくなる

夢の中だと気がついた後でも











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「本日、職業選択の自由が奪われました」

双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto



「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~2」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~3」

TOブックス
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto













飛行機雲



飛行機雲

刻をへだって

太くなる

君と私の

絆みたいに













あなたの懐に



あなたの懐に


あなたの懐に

堕ちようか



でももう少し

このままにさせていて



そよ風に

頬なでられているのも

私好きだから











秦本幸弥



「本日、職業選択の自由が奪われました」

秦本幸弥

双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto



「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~」

かいぜん

「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~2」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~3」

TOブックス
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto












人間の性



世の中には

どうでもいいことと

どうしようもないことがある



どうしようもないことは

やっぱりどうしようもなくて

普通は

どうでもいいことで悩む



悩んで解決することと

悩んでもやっぱり解決しないこともあるが

それでも一応は悩んでみたりする



何となく無駄なような

馬鹿なような気もするが

それが人間の性という

何ともならないものかも知れない











笑える日



失敗や挫折や病気って

とても辛いよね

だけどそれって

多分のり越えるために

あるのだと想う

何かを教えてくれるために

あるのだと想う

きっとのり越えられるから

あるのだと想う

今辛いあなた

いつの日か笑える日が

笑える日がきっと来るよ

ねっ!!












一番すき



あなたがすき

君がすき

そしてなによりも

あなたの君の

心が一番すき











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「本日、職業選択の自由が奪われました」

秦本幸弥

双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto



「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~」

かいぜん

「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~2」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~3」

TOブックス
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto













大丈夫だよ



大丈夫だよ

きみなら

この波

乗り越えられるよ

だって今までだって

上手く乗り越えて

きたじゃないか!

大丈夫だよ

こ~んな波

そう!きみなら

きみだからこそ…













つながらない



つながらないつながらない

私の心がつながらない

天と心がつながらない



出てこない出てこない

言葉が言葉が出てこない

天の言葉がでてこない



届かない届かない

心の言葉が届かない

天と私がつながらない



暑くて暑くてプッツンしてる











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「本日、職業選択の自由が奪われました」

2024年、政府は新たに「雇用安定化法」を制定。
国家が国民の就職先を管理することとなった。
結果、就職活動は全面廃止、失業率やニート問題は
改善されたものの、国民は職業選択の自由を失った。
それから数年後、山田康太は緊張した面持ちで
学校の卒業式に出席していた。これから自分が働く
就職先が決定するためだ。調理師の仕事を希望する康太。
しかし、康太の就職先はブラック企業の営業職に
決まってしまい――。職業選択の自由を奪われた社会で、
本当に就きたい「仕事」を求め孤軍奮闘!?
働く人ならみんな共感の、スカっとできて最後は泣ける、
お仕事応援ドラマ!

双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto



「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~2」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~3」

TOブックス
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto













自分



夢とうつつのはざまで

何かがねらっている

何なのか分からない

ただやたらぎらぎらした目だ

時々うすら笑いを浮かべてる

そうだあいつだ

たしかにあいつだ

それはそれはまぎれもなく

ああ自分の中の一部分だ













秦本幸弥




「本日、職業選択の自由が奪われました」

秦本幸弥

双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto



「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~」

かいぜん

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「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~3」

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秦本幸弥 Yukiya Hatamoto











まっかっか



あかとんぼ

ゆうやけこやけでまっかっか

まっかなとまとをたべたから

それともまっかなとうがらし

いっぱいいっぱいたべたから



あのこのほっぺもまっかっか

おそらのくももまっかっか

ゆうやけこやけでまっかっか













森の秋



カサコソカサコソ音させて

子りすがチョコチョコやってきた

カリカリコリコリ音させて

しいの実くりの実とちの実を

頬っぺいっぱいほうばって

あっぷっぷの顔になる

冬の支度に忙しい

カリカリコリコリ音させて

子りすがチョコチョコ去ってゆく

カサコソカサコソ音させて

森の秋は暮れてゆく













教えて


ねえ教えて

私のどこが

好きなの

耳にアリアの

響きのように












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「本日、職業選択の自由が奪われました」
双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto

「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~2」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~3」
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秦本幸弥 Yukiya Hatamoto











言葉の刺



あなたは知らないでしょうが

いつの間にか私に

刺のある言葉を投げかけている



私はいつも

それに疵ついているのに

あなたは少しも気がつかない



ほら見て

私の心を

あなたの投げた言葉の刺で

もうすぐ萎みそう



だからお願い

これ以上刺を刺さないで

それともお別れしましょうか











内証話



もしも人の心の中が読めたら

何を考えているのか

手に取る様に分り面白い



しかしそれは同時にとても怖い

優しい良い人だと想っていた人が

嘘の塊だったり



毛嫌いしていた人が

実は良い人だったりする



政治や仕事の駆け引きなど

全く通用しない



科学が発達しても

これだけは出来ないだろう



何故なら思考とは

神様が人間に与えてくれた

貴重な内証話だから……













団栗



団栗


団栗が降ってくる

真夜中に

ポトリ ポトポト

降ってくる



吹く風に

頬なでられて

降ってくる










秦本幸弥



「本日、職業選択の自由が奪われました」

2024年、政府は新たに「雇用安定化法」を制定。
国家が国民の就職先を管理することとなった。
結果、就職活動は全面廃止、失業率やニート問題は
改善されたものの、国民は職業選択の自由を失った。
それから数年後、山田康太は緊張した面持ちで
学校の卒業式に出席していた。これから自分が働く
就職先が決定するためだ。調理師の仕事を希望する康太。
しかし、康太の就職先はブラック企業の営業職に
決まってしまい――。職業選択の自由を奪われた社会で、
本当に就きたい「仕事」を求め孤軍奮闘!?
働く人ならみんな共感の、スカっとできて最後は泣ける、
お仕事応援ドラマ!

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「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~2」
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孤独



人はそれぞれに

孤独を背負って生きている



顔に出す人もいれば

明るくふるまっている人の心の奥底にも

埋火のような

小さな孤独を抱えている



その埋火が

ちらちらと炎を覗かせ

さらに大きな孤独に成長しようと

目を光らせ狙っている



今日も孤独に魅入られた私は

全身を

孤独の冷たい炎に包まれている











走る



私は走ってきたようだ

しかし自分ではそんなつもりは全くなく

むしろ芋虫みたいに這ってきたと思っている



それなのに

気がつけば髪には白いものが混じり

小さな字は読み辛くなっている



どこまでが芋虫でどこからが走ってきたのか

全く定かではない



只・言えることは

坂道が多かったように思う

と言うことは

下り坂もあったのか・・・



今はぜいぜい息を切らし喘ぎながら

またもや登り坂を走っている自分が居る













通り過ぎる時が

ざわめきを連れ去り

また新しい時が

限りなく続くざわめきを連れてくる



常に今が過去になり

永遠に続く今が

過去を生み続けてゆく



言葉も

沈黙も

街の景色も

流れ流れて



まるで夢のように

次から次に湧いては消えてゆく











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「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~」

かいぜん

「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~2」
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秦本幸弥 Yukiya Hatamoto











笑う



君は

年中不機嫌な顔をしてるね



あのね

人間てさ

笑うこともできるんだよ



君の顔の筋肉は

不機嫌なままで固まってるから

顔のストレッチしようよ



意外とストレッチって痛いよ

でも我慢して いっち に



そうそう少し柔らかくなってきたね

うん・いい線いっている



今分ったけどさ

君って笑うと超イケメンじゃん











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「本日、職業選択の自由が奪われました」

秦本幸弥

双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto











まるまって



まるまってまるまって

私は小さくまるまって

やがてころころ動きだす



眼も鼻も口も耳も塞がって

人の間をころころと

自由自在に転がって

楽しく愉快に転がって



今はもう

自分が人間だったことも忘れ

坂を下り橋を渡り

信号なんて無視をして

転がり転がりころがって

ぶつかった先が腕の中

驚いたあなたの腕の中



小さくまるまったそのままで

私はあなたの腕の中

すやすやすやすや眠ります











かめかめ



かめかめ_小


かめかめのろい

なぜのろい



ゆっくりけしきをみたいから

おはなとおはなししたいから

たくさんゆめをみたいから



かめかめのろい

なぜのろい



いそいでみたって

おなじこと











秦本幸弥



「本日、職業選択の自由が奪われました」

秦本幸弥

双葉文庫
秦本幸弥 Yukiya Hatamoto



「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~」

かいぜん

「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~2」
「かいぜん! ~異世界コンサル奮闘記~3」

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秦本幸弥 Yukiya Hatamoto













カーテンを引く

さっきまで観えていた景色が

幾何学模様になる



もう一度外が観たくて

カーテンを開ける

前には観えなかった飛行船が

空に浮かんでいた



一瞬という時が

少し前とは違う何かを観せてくれる



時とは

何の変化も観せない時と

思いもかけない動きをしている時がある



私はそのどちらの時も好きだ











人形の瞳



人形の瞳が私をじっと見つめている

その瞳は何か言いたげだ

決してそれは誉め言葉ではなく

私を蔑む言葉だ



一体私が人形に何を言われなければならないのだ

理不尽さだけが私の脳裏を占め

私は不快感の混じった瞳で

人形の顔を凝視する

人形も負けじと私の顔を見つめる



しかし所詮私は人間

俗物の塊

人形の凝視には負ける

理不尽さを感じながらも

仕方なく人形から瞳を離した










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