きっと叶うよ



きっと叶うよ


ねえ

心の望むこと

しようよ

それがちょっとだけ

遠回りでも



夢きっと叶うよ









真夜中の自販機



真夜中に

不気味に光る自販機に

コイン三枚投入し

静けさ破り出る缶が

ガタンと落ちる違和感を

感じつつ飲む熱いコーヒー











春を 胸いっぱいに吸って

春を す~と吐き出す

春に 満ち満ちた風が

頬を項を撫でてゆく



どこまでも

どこまでも春



春に 恋してる

春に 惑わされている

春に 溺れている



何もかもが春色の顔をして

微笑みかけてくる



私はうっとりとして

春の中に身も心もあずけている









目標



何気なく生きていることが

申し訳なくて

何か目標を持たなければと

少し心が焦ってくる



焦ってはみても

突然何かが浮かぶ訳もなく

相変わらずのらりくらりとしてしまう



これではいけないんだ

分っている分ってはいるんだけど

目標が見つからない



結局心が焦っているだけで

地に足が着いていない



思うことは簡単だが

実行に移すことは中々難しい









春の雨



春の雨

パラリパラリと降りそそぎ

冬から全て何もかも

春へ春へと移行さす

パラリパラリと音たてて

澄まし顔して春の雨









私は泣きます



私は泣きます

きっと泣きます

何故かと云われると困りますが

それが涙を流すに値するからです



私は元来涙脆いのです

だから人が泣かないことでも

涙を流してしまうのです



あまりに涙脆いので

変に思う人もいますが

私にとっては至極普通のことで

何の不思議もないのです



私は泣きます

きっと泣きます









ずるい



ねえ

私の心を

奪ったまま

持ち去って行くなんて

ずるい









やりたくない



やりたくないやりたくない

何もかもやりたくない

こんな日は

何をやってもろくなことはないから

何もやらないでおこう



とは云ってもやはり

何もしない訳にはゆかない

何もやりたくない日も

何かをしなければならない

それが現実だから









春が来た



ベランダのプランターに

菜の花が咲いている



小松菜を食べるのがおいつかなくて

花が咲いてしまいました



菜の花の香りが

鼻腔をくすぐって

洗濯物を干す手が

時々止まります



我が家にも

小さな春が来ました

香りと共に春が来ました













とてつもなく天気のいい午後

ベランダに椅子を出して腰かける

空は真っ青で雲ひとつない



春の風を頬に感じ瞳をつむる

どこからともなく沈丁花の香りがし

小鳥の囀りが聴こえる



あゝ春だ

どこまでも春だ

春の息吹を胸いっぱいに吸い

思いっきり幸せな気分に浸る



こんなありきたりの情景を

幸せに感じることが出来る

そんな自分の心がいとおしくてたまらない









不貞寝



私は私の影を蹴とばした

その影は私を睨みつける



思い通りに事が運ばないことに

苛立ちと焦りを感じ

影さえも疎ましくなる



そんな時は周りの人が皆幸せそうに見える

自分だけが貧乏くじを引いているようで

気が滅入るばかりだ



いっそ不貞寝でもするか

案外夢がヒントをくれるかもしれない









いとおしい



以前書いた詩を読み返し

何てつまらない詩だろうと思ったり

えっ!

こんないい詩誰が書いたんだろう

と思ったりして読み返すことがある



つまらない詩の時は

きっと頭を抱えながら搾り出したんだろう

反対にいい詩の時は

何かが閃き一瞬のうちに書き上げたものか



つまらない詩も

いい詩も

全て我が子と同じ

それぞれにいとおしく思う









木蓮



木蓮の白い蕾が

青空の

中にぽっかり花開く



無垢な姿は

花嫁の

深々纏う綿帽子

私の心をふるわせる









言い訳



また言い訳をして

他人にするならともかく

自分に言い訳をしてどうするんだ

そうして自分を正当化して

納得したいのだ



いいよね

言い訳ばかりして

そんな自分を

恥ずかしいと思わない訳?

だから平気でいられるんだ



進歩がないね

あ~なくてもいいんだ

いつまでもでれ~としてたら

やっぱりお前らしいや



なんて情けない自分だろう










手探り



星は夜空に

無数に煌めくのに

自分の星を

掴みきれずにいる



手を伸ばせば

掴めるはずの星なのに

何を手探りしているのだろう









日だまり



日だまりに

瞳を細めつつ

眠る猫



太陽まるごと

独り占めにして









満月は知らない



満月は

人を密かに狼にして

虎視眈々と

野望を遂げようとしている



誰が餌食になるのか

満月は知らない









理不尽なメール



明けの明星が煌めく朝

苦いコーヒーを啜っている

夕べ届いたメールの

理不尽な言葉に

返信も出来ず

只ただ無口でいる









無能



私はわたしを無能と呼ぼう

今日もせっせと

あちらからこちらからと言葉を紡ぎ

詩をしたためている



私は無能であるが

言葉は無能ではない

巷に溢れている言葉は

光り輝いている



それなのに

私がその言葉を詩にしたとたん

輝きを失ってしまう



どうやら私は

輝く言葉を枯らせてしまう力があるらしい



どうした

言葉よ輝いてくれ

そして私を無能から救い出してくれ









あなたを嫌いになっても・・・



あなたを嫌いになってもいいですか

本当は好きで好きでたまらないのです

好きでたまらないから切なくて

好きでたまらないから哀しい



むくわれない恋は

むくわれないまま散らせた方がいい



好きでたまらないあなた

私の存在を知らないあなた



あなたを嫌いになってもいいですか











嘘つき者は

真顔で嘘をつき

正直者は

心を痛めて嘘をつく



良心の呵責に差はあるが

どちらも嘘には違いない









若さ



若いということは

それだけで幸せだった



頭も体も十分に働き

夢や希望も両手に余るほど持てた



若さの素晴らしさを知ったのは

その若さを失ってから

何んとも皮肉なことだ



もう若くはない私だが

明日より少しは若い



今を

今日を大切にしたい









また今度



また今度会おうね

また今度っていつなんだろう



人は「また今度」ってよくいうけれど

その「また今度」はいつなのか



また今度をケロッと忘れる人

また今度をひたすら待ちわびる人



また今度の曖昧さ

また今度の都合よさ



また今度を信じて待ちわび

今日が過ぎゆく









踊っちゃえ



何か

心踊ることはないか

あちこち見わたしてみる

あゝないないない

心踊ることやってこない

え~い

いつまでも待つのは面倒だ

こうなったら自分一人で踊っちゃえ











ふと気がついた

ここは何処なんだろう

すると

どこからともなく声がきこえた

「あなたは死んだのですよ」と

なんとなくふわふわとした感じだ



そうい云えば

私は自転車で交差点を渡っていた

そこへ信号無視のトラックが突っ込んできて

その車に撥ねられたのだ



それで私は死んだのか

死ぬと云うことは何ともあっけないものなのだ



見ると私が血を流し路上に横たわっている

私はもうあの体の中へは戻れないのだ



そうかこれが死ぬと云うことか

何となく納得したようなそうでないような

不思議な気持ちだった









これでいいんだよ



これでいいんだよ

これで



何が?

何がって?

何もかも全てが



良くないことだって

時がたてば

これでいいんだって

思える時がやってくる



これでいいんだよ

これで



窓の外から

うぐいすの初啼きがきこえてくる









思い出



思い出

人はそれぞれ

大なり小なり

思い出を持っている



楽しい思い出

苦しい思い出

辛い思い出



それらを心の片隅におき

また新たな思い出を重ねてゆく



思い出は軽いか

はたまたとてつもなく重いか



思い出のページを懐かしく繰る人

思い出のページに鍵をかける人



思い出にちょっぴり虹を添えて









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