満 月


満月を観ていると

吸い込まれそうになる

とても神秘的だ



月からやって来た家臣と共に

帰っていったかぐや姫

あの若さのまま

今も月に居るであろうかぐや姫



満月の夜は

そっと地球に降りてきそう

しかし地球のあまりの変わり様に

恐れ慄き

もう戻っては来ないだろう



かぐや姫が居て

うさぎが餅をつく月

どこまでも凛として

吸い込まれそうになる

神秘的な天体

それが月










明日、お月様は見られるでしょか…


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ジャンル : 学問・文化・芸術

入れ物



あっ!

人が倒れてる

「おい!大丈夫かい?」

よく見てみると

どこか見覚えがある



そうだ!

これは今迄私が入っていた入れ物だ



そう言えば

この入れ物には大いに閉口した

あちこち壊れるし

頭の回転は悪いし

見栄えも悪かった



これでやっとこの厄介な入れ物と

別れることが出来た

やれやれだ



しかし しかしだ

こうしてじっとながめていると

ちょっぴり悲しい

愛しい気がする

しょうがない可愛そうだから

またもう一度

この入れ物に入ってやるか





「あ~あ よく眠った!」

何だか変な夢を見たな

夢の中で会っていた

あの人は一体誰だったんだろう

私とは真逆のしっかりとした人だった

いつも引っ込み思案で

さえない私だったけど

これからはあの人のように

活き活きと生きてゆこう!

何か不思議と自信のようなものが湧いてきた









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優しさと刺激



ほんの一握りの優しさと

ちょっとした刺激があったら

それを糧にして

ずっと生きてゆけそう



私の周りには常に

見えない有刺鉄線が

張り巡らされている



でも優しさと刺激があったら

有刺鉄線を上手く潜れそう



自分が軟体動物になったように

器用にくねくね潜れる



優しさが優しさを呼び

刺激が刺激を呼び

連鎖反応を起こし

私は有刺鉄線を

上手く潜り続けるだろう

軟体動物のように









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意思をもつ雲

雲


真青だった空に

いつの間にか 湧き出した雲

今の今まで 無であった空に

存在する雲



青空のスクリーンに

風に押され

早くなったり

遅くなったり

形を様々に変え

果てしなく 流れる雲



やがてあれ程形をなしていたのに

徐々に薄れ 跡形も無く消え

雲はその存在を無にする



生まれた時と 同じ様に

ひっそり 消えてゆく

意志を持っているかの様に…










PH いしだひでヲ

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曼珠沙華



彼岸を過ぎ

朝夕すっかり涼しくなった



散歩していても気持がいい

そんな中あちこちに

彼岸花を見つける事が出来る



彼岸花は長い茎の上に

葉もつけず凛と咲いている



この花はどこか妖艶で

群生して咲いている様は

彼岸花と呼ぶよりは

曼珠沙華と呼んだ方がいい



彼岸と云うことで

昔からあまり

縁起のいい花ではないと云われて来たが

私は好きで

時には手折り

花瓶に活けておくこともある



これから先もう少し

この花を愛でながら

散歩する事になるだろう









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こたつぶ



こんにちは

久し振りのこたつぶです

私、こたつむりは夏の間くたばっていました。
気候もよくなり、これで少しは元気になれると思います。

ところで、ここのところの天候も、世の中もおかしいですね。
一日も早く平穏な「世」になりますように…。






テーマ : ひとりごと
ジャンル : 学問・文化・芸術

力の源



電話のベルが鳴る

受話器を取る前に

何となく彼女からではと想う



はい○○です

○○ちゃん私

やはり彼女からだ



同級生は歳を取っても

呼び名は昔のまま

堅苦しい気遣いはなく

次から次に話題は事欠かない



何も自分を飾らず

自分の想いを吐き出す

三十分や一時間はあっという間



話し終わって受話器を置くと

笑いすぎて頬の筋肉が痛くなっている



よし! これでまた少し頑張れる

同級生からの電話は

私の力の源


今夜の夕飯なんにしよう









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前を向いて歩こう



雨のそぼ降る中

傘もささずに歩いている

何処へ行くあてもなく

ただひたすら歩く

肩を落とし下を向き

歩き続ける



服は濡れパンツの裾には

泥がはね上がっている

あなたから浴びせられた

あの冷たい言葉

その言葉を洗い流したくて

ただ歩いている



きっとあなたは

私がこんなに傷ついているなんて

想ってもいないでしょうね



私だって不思議なんだもの

こんなに傷つくなんて…


さあ 胸をはって前を向いて歩こう









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凸凹の詩



転がっている

あそこにも ここにも

人々が落とした言葉が



嫌な言葉は蹴とばして

楽しい言葉だけ拾いましょう



バケットは楽しい言葉であふれそう

その言葉 紡いで 紡いで

ちょっぴり凸凹になったけど

楽しい詩出来ました









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薄れてゆく



もう過ぎ去った過去達が

アルバムの中

四角い顔で収まっている



私の記憶の中では

とっくに消えてしまった

四角い過去達は

少しづつ色を失う



気持ちだけは

若いつもりでいても

体だけは老いてゆく



アルバムの存在が

薄れてゆくように

私もセピア色になり

薄れてゆくのだろうか









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寿司ランチ



一ヶ月に一度友人と寿司ランチを

楽しむ寿司屋さんがある



その日はお寿司を食べながら

友人達ととりとめのない

話をしながら時間を過ごす



その寿司屋さんにもう一年近く

私の描いた絵手紙を飾らせて貰っている



この絵手紙は今では描いていないが

母が入院中一週間に一枚

病院宛に送っていた



紛失してしまった物もあるが

全部で百五十枚程ある

それを季節ごとに飾っている



一年もたてば殆ど

同じ物になってしまう

そろそろ卒業かなとも思う



今年母の七回忌があった

母が亡くなってもう六年たった



見舞に行ってもあまり話が出来なかったが

母はどういう想いで

この絵手紙を見ていてくれたのだろうか



あなたの事は決して忘れていないよ

そういう想いでせっせと母に送っていた



今むしょうに母に逢いたい

逢えたらあなたの腕の中に飛び込んでゆきたい

お母ちゃん逢いたいよ!









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地球の一部



大樹を抱きしめた

お前の声が聴きたくて

そっと耳をつけてみた



声のかわりにごつごつとした

樹皮の感触が耳にふれた



この肌で生きてきたんだね

どれだけの人に抱きしめられたの

どんな愚痴を聴いてあげたの



お前は偉大だよ

強い風雨に叩かれようと

文句ひとつ言わず

すっくと立っている



とても凛々しいよ

地球の一部になって

空と会話している

お前はどこまでも

どこまでも偉大だ









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意志



木には沢山の葉がついている

どれも皆同じに見えるが

一枚一枚違う



葉の一枚一枚にも

もしかしたら意志が

あるのかもしれない



天に少しでも近づこうという









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揺れる心



ぶらんこみたいに揺れてる心

ゆらり ゆらゆら揺れてる心



じっとしていてほしいのに

あちらに揺らり こちらに揺らり



いいのよ今日は思いきり

このまま揺れているままで

いつかは止まってくれるから

まかせましょう

揺れてる日だってあるのです



心は揺れるためにある

いつか揺れが止まったら

その時心が決まるから



今日は揺らそう 好きなだけ









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休憩中



今日もまた掌を見ている

ただ見ているだけで

心はそこに無い



何を考えるでもなく

ボーとしている

ボーとしているけど

視線はあちこちさ迷う



私の心は休憩中

瞳を閉じる

音だけが耳を通過する

私の瞳も休憩中



音だけは

勝手に耳に入ってくる

聴きたい音も聴きたくない音も



耳も休憩したいのに

あ~あ眠っちゃお

眠ったら耳も休憩中









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後ろめたい



私こんな事してていいのかな?

何に対してか分らないけど

分らないけど後ろめたい



そう思ったって

特別な事が出来る訳じゃない

私は私

私の出来る事しか出来ない



分っちゃった!

誰に対して後ろめたいのか

それは私の一番傍にいる人



それはね わ た し

図星でしょ!









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夢の中の詩



詩を考えていたが

一行も書けないまま

どうにも眠くなり

そのまま眠ってしまった



しかし夢の中では

次から次にいい言葉が浮かび

紙面を埋めていった



目を覚まし

夢の中の詩を書きとめようとしたが

きれいさっぱり忘れてしまい

紙面を埋める事は出来なかった



翌朝目を覚ましてみたら

不思議な事に枕元の

紙面には詩が書かれていた



それも夢の中で見ていた詩だった









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我が子のように



プランターの茄子の苗に

小さな実がひとつ

寂し気にぶらさがっている



この茄子の苗は

初めて実をつけた頃

葉の病気が出てしまった



仕方ないので葉を全て

切り落した



しばらくして新しい芽が出て

花が咲き

やっと小さな茄子が生った



今は親指ほどの大きさで

お尻の方が紫色になっている

他には花も咲いていないので

今はこの茄子の成長を楽しみにしている



まるで我が子のように









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洗濯物



今日は朝から曇っています

いつ空が崩れてもおかしくない

空が泣きそうだ



それなのに沢山洗濯をしてしまった

洗濯物が乾かない

冷たいままだ



ほんのわずかな風に

洗濯物が囁いている

「こんな風じゃ乾けないよ」

「太陽の光が欲しい!」



文句をぶつぶつ言いながら

洗濯物がぶら下がっている



私もぶつぶつ言っちゃうよ

太陽の光が欲しいのに

空は今にも泣きそうだ



仕方ないから部屋の中に移しましょう

部屋の中でブラブラしてる

洗濯物がブラブラしてる









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秋の足音



朝窓を開け放つと

道が雨で濡れていた

夜中に雨が降ったらしいが

眠っていて気が付かなかった



夕べは随分蒸したが

雨が降ったお蔭で

今朝は歩いていても

時折り吹く風が爽やかだ



草木も雨の名残の水滴をつけ

きれいに光りを放っていた



早朝でもあり

蝉の声は全くなく

虫の音が草むらに湧いている

散歩の足が軽くなる



昨日の最高気温は三十五度もあり

辟易したが

秋は着実にやって来ている









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美味しい物食べたい



今日の晩ご飯何にしよう

朝ご飯を食べてから

おもむろに考える



美味しい物は食べたいけど

手間のかかる物は作りたくない



あ~美味しい物が食べたいな

面倒くさいなあ



誰か作ってくれないかしら

美味しい物が食べた~い



誰も作ってくれないから

結局簡単な物にしておこう

今日もまた美味しい物から遠ざかる



子供が居た頃には

ちゃんと作っていたのになあ









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青春十八切符



青春十八切符を買って

鈍行で一人旅をしてみたい



好きな友達と

ワイワイ言いながら旅をするのもいい

しかし足の向くまま気の向くまま

一人旅って言うのも楽しい



自分の好きな所だけ行けるから

自由を満喫出来る



旅先で同じような一人旅の人と

唐突に会話するのもいい



さあ 鈍行に身を委ね

どこへ行きましょう









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「何をしているの?」



道を歩いていたら

「何をしているの?」と云う言葉が落ちていたので

何となく拾ってしまった

それは何か変な感触で

ぷよぷよしてこんにゃくみたい



掌でころころころがしながら

「今は買物の途中ですよ」と云ったら

それは掌から逃げでしてしまった



そして私が拾った所まで戻って行き

また拾ってくれそうな人を待っている



私は面白くなって

「何をしているの?」の転がっている所まで戻り

また拾ってきた



答を云うとまた逃げて行ってしまうので

答を云わず家まで持って行き

ガラスの空瓶の中に入れ蓋をした

「何をしているの?」は出られないので

不満気に瓶の中でふて寝をしている



その姿が何となく可哀想だったので

瓶から出して

「君がこの後どうするのか見ているんだよ」

と云ったら

「何をしているの?」は

すごい速さで逃げ出して行った

「何をしているの?」は

また同じ所で

好奇心の強い人を待っているんだなと想うと

「何をしているの?」が可愛くなった









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暑さを満喫しよう



あ~蒸し暑い蒸し暑い

一雨ザッと降ってくれたら

少しは楽になるのに



外は曇ったり晴れたり

暑い暑いと言いながら

もう九月になってしまった



暑いと言うのも

あと二ヶ月くらいなものだろう



そのうち外での挨拶は

「寒いですね~」に

いつの間にか変わって来る



「暑いですね~」と言う挨拶も

もうあと少し

そう思うと暑さも

名残惜しくなる


この暑さをもう少し満喫しよう









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小さな空間



言葉を探す事に疲れた私は

目の前の窓に目をやる

窓の外には隣の家の

黄色の壁だけが飛び込む



右の窓に目をやると

家々の屋根の間から

わずかばかりの空が覗き

その空を小鳥と

小さな飛行機の影が横切ってゆく

一秒程の出来事だ



そんな小さな空間に

雲が流れたり

雨が降ったり

青空が広がったり



色々な今を撮してくれる

何百万分の何千万分の一の

小さな空間



そんな空間を見ている

何千万分の何億分の一の

わずかな時間



小さな空間の

わずかな時間に

今目を奪われている









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