私が居なくなる日



あなたが居なくなってしまう

そんな日がいつか来るなんて

思いたくない

だって

私が居なくなる日が

先かもしれない








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ジャンル : 学問・文化・芸術

移ろい



今にも泣きだしそうな

空を見上げつつ

洗濯物を干してゆく



一面に霞がかかったような空

ほんのわずかな風に揺れる洗濯物



洗濯物の後ろでは

プランターに植えられた胡瓜の苗に

十センチ程の胡瓜がぶら下がっている



日に日に大きさを増し

小さなトゲも沢山ついている

三日後には食卓にのぼるだろう



こんな狭いベランダにも

季節は移ろう



昼過ぎからは雨との事

もうすぐ梅雨明けも近いかも…









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儚 い



あなたがあの人だったらなんて

そんな事考えている私は

許されないかしら



そしてもしかしたら

あなたも同じ事考えているかもしれない



そんな私達って一体何なんでしょう



ほら さっきまでくっきり出ていた虹が

もう消えかかっている

儚いわね

虹も私達も…









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受けとめたい



お元気ですか

あれから随分たちましたね

あの時の私の心は

ちょっとどうかしていました

だからあなたにも

心配をかけてしまいました

あの時の私は

変に自分の心にこだわっていて

あなたの親切な言葉も

うわの空になっていました

今ならあの時のあなたの

優しい想いやりが

素直にきける私です

こんな私ですが

よかったら

またつきあってください

あなたの優しさ

体一杯で受けとめたいです









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こたつぶ



梅雨だと言うのに各地に豪雨があり大きな被害をもたらしています。
以前のようにしとしとと降る梅雨ではなく、いつからか天候さえも、世の中と同じで、狂ってきてしまっています。

夏に弱い私は、梅雨明けからの猛暑が怖いです。

溶けてしまわないようにと思っているのですが。

………。

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季節はずれの台風



今しがたまで曇っていた空が

嘘のように青空を広げてゆく



ゆうべは夜じゅう激しい雨が降っていて

天気予報では今日も雨のはずだった



ゆうべのうちに

今日の分も降ってしまったのか

天気予報を裏切り

晴れてしまった



迷っていた洗濯物も沢山洗った

季節はずれの台風が去ったからか

梅雨にしては風が爽やかだ



爽やかな風の中を歩いた

夕飯の献立を考えながら









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負けたくない



もうあんな嫌な事すっかり忘れちゃった

清々してるわ



気の強い心がまた

弱くなりそうな自分を

奮い立たせちょっぴり笑ってみた



そうしないと自分がくずおれそうで…



人は云う

勝気な女だと

本当の私なんて知らないくせに

云いたければ云えばいい



私だって

私だって本当は誰かの胸にすがって

涙で濡らしてみたい



だけど負けたくないから



誰よりも自分に…










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空からの贈り物



雨だと思ったら何か角ばった

変な物が空から降ってきた

よく見るとそれは文字だった



先程まで雨が降っていたので

あちらこちらに水たまりがある



その水たまりの中ににも

ポチャポチャと音をたてて落ちてゆく

私は何となく水たまりの中の文字を掬い

コンクリートの椅子の上に置いた



漢字とひらがなは水を含んでいたが

コンクリートの椅子が水気を吸ってくれた



その文字をあれこれ組み合わせていたら

ワンフレーズの文章になった



「あなたの心の穴を埋めてあげたい」

何故私の心の中が分るの?

何となく拾って並べただけなのに…



今薄日が差してきて

心がわずかにほっこりしてきた

心の穴がふさがってきたのかもしれない

この空からの贈り物に感謝したい









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征服者



蔦が岸壁を這ってゆく

まるでタコの足のように動き

日々姿を変えてゆく



這い上がり這い上がり

大きな群れとなり

歩みを止めず進み続ける



どれ程かして蔦は

岸壁を埋めつくし緑の壁となる



蔦はそれでも動きを止めず

わずかだが壁の厚みを増してゆく



君はあくまでも貪欲に

岸壁を侵してゆく

征服者のように









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詩 集



あなたの好きだった詩集の

あのページに想い出の栞がはさんである



私は時々そのページを開き

あなたの好きだった詩を読む



もうとっくに諳んじている詩

なのにそのページを開き

あなたが読んでくれたように

私も声に出して読む



おかしいですか?

いつまでもあなたを忘れられず

詩集を開いているなんて…



その詩集

今日思いきって捨てました

でも諳んじてしまっている詩だけは

困ったことに忘れられません



やっぱりおかしいですか?









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自分の気持



決して

言い訳するつもりはないけど

あの時自分の気持を

はっきり言っておけばよかった



それで

今はなるべく

自分の気持を言葉にしようと

努力している



後悔したくないから…









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齢の暴走



私の齢が

勝手に実齢より速く進んでいる



どうりで脚腰の動きが

めっきり悪くなったはずだ



つい先日までは

何の支障もなくさっそうと歩けた



私が眠っている間に

齢が暴走しているのかもしれない



これはうっかり眠っていられない

いつ齢が暴走するか分らない

しかしずっと起きているのは辛い

眠気には勝てない



そうだ!隠しカメラを付けてやろう

そうすれば齢がいつ暴走するか分る

その少し前に目を覚ませば

暴走されずにすむ



隠しカメラには

午前三時に暴走するのが写っていた

それも私がしっかり眠っているのを確かめてだ



私は翌日から目覚し時計をかけ

二時半に起きて齢の暴走をくい止めた



翌朝そんな夢から目が覚め

どっと疲れていた









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朝の光



水溜りにブランコが写っている

昨夜の雨でブランコの下には

水溜りが出来ている



朝の光を浴び

水溜りが輝き

ブランコを浮かばせている



何気ない光景であるが

何故か心に響くものがある



誰でもが一度は乗ったブランコ

こんなにも心を動かすのは

まだ私の心の中に居る

子供心が

そうさせたのでしょうか…









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雨やどり



突然の雨に

今雨やどりをしています

雨だけを見つめていて

頭の中はからっぽです



もともとあてなんかなかったんです

只じっとしていられなくて

家を出て来てしまいました



無駄な事をするなとばかりに

雨は激しく降ってます

何か心の中を見すかされたようで

哀しいです



雨はやがて小降りになり

薄日さえさしています

私の心の中にあったどうしようもないものが

雨の中に溶け出して

今は少しさっぱりしています









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日常茶飯事



急に星が観たくて空を見上げた

曇っているのか星がひとつもない



道を歩きながら石ころを蹴っていた

運悪く前を歩いていた人に当ってしまった



ワンパック九十八円の玉子を求め並んでいた

私の三人前でなくなった



朝天気が良かったので沢山洗濯をした

急に曇り雨が降ってきた



知人が居たので大きな声で呼び手を振った

他人のそら似で振っていた手のやり場に困った



こんな事が日常茶飯事にあっても

めげるもんかと生きている私がとてもいとおしい









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心が満たされる



あなたの側に居る

ただそれだけで

それだけで

私は

心が満たされるのです









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六月の紫陽花


六月の雨に咲く紫陽花は

紫陽花らしくきれいだ



色とりどりの傘の花を咲かせ

人々の目を楽しませている



こんなに多くの色と種類があるのかと

感嘆の言葉を交しつつ観て廻る



去年の今頃はあなたと観ていた

お互い少しのわだかまりをかかえ

無言で廻った紫陽花寺



今違う人と歩きながら

ふとそんな事を思い出した

あの時ほんの少しでも言葉が交せていたら

きっと紫陽花の花がもっときれいだったでしょう

今日のように



あなたは今年観ているのでしょうか

六月の紫陽花を…









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殺虫剤



ベランダのプランターに

ピンクの花弁のゼラニュームが

見事に花をを付けている



そして その横のプランターには

ピーマン、茄子、胡瓜の苗が

一本ずつ植えてある


去年は隠元豆の種を蒔いたが

芽が出るか出ないかのうちに

全てダンゴ虫に食べられてしまった



今年もすでに胡瓜の苗を食べられ

今植えてあるのは二度目の苗だ



仕方ないからダンゴ虫の殺虫剤をまいた

その後ダンゴ虫の姿をあまり見なくなり

苗は順調に伸びている

ダンゴ虫には悪いが

今年はちゃんと実が生ってくれる事を祈っている









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五十円の旅



今 葉書は五十円

五十円で日本中旅をする



葉書は袋に詰め込まれ

車に乗り

空を飛び

電車に乗り



きれいな景色を眺めることもなく

目的地の郵便受けに

ポトリと入れられる



きっと葉書だって

折角旅をするのだから

景色の移ろいを観たいと思う



それなのに

無粋な袋の中で

他の郵便物と

体をくっつけ合って旅するなんて

嫌だと思う



そんな葉書に

労いの言葉をかけてあげたい









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小さな幸せ



手の中の小さな幸せが

壊れないように

そっと握りしめていたのに

指の隙間から

毀れていってしまったみたい









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日 常



昨日の月を見ましたか

半月だったのでうさぎは

餅をついていませんでした



今日の私の髪きまっているでしょう

ほら あそこの角の美容室の

カリスマ美容師にカットして貰ったの



この頃私涙もろくなって

昨夜のドラマ観て

声を出して泣いちゃったんです



今朝歩いていたら

五円玉が落ちていたから拾ったの

絶対いい事が来ると信じて



こんななにげない日常が

突然消えてしまう

そんな日が

いつか誰にでも来るなんて

想った事ある?









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パンドラの箱



何故か分らないけど

何か…気になる事がある

その何かを探すのだけど

やっぱり分らない



きっと遠い記憶の中の事だと想う

まだ物心がつくかつかないかの



それは想い出したくないから

記憶に蓋をしてしまっているのかもしれない



それなのに出来たばかりのかさぶたを

はがすような事はやめよう



それはきっとパンドラの箱

開けない方がよい



いつか「何か…」も気にならない刻がくる

かさぶたが知らないうちに

ポロッと落ちてしまうように









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実をつけたよ

なす


茄子が実をつけたよ

ちっちゃなちっちゃな実

てかてかした

濃紫の

可愛い子だよ









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優柔不断



もう また私をあてにしているんだから

たまには自分で決断したら

私を悩ませるあなたの優柔不断



何となく自分の中には答は持っているのに

私に答を求めるあなた



ずるい!

初めはそんなあなたが好きだった

でも 今はもう疲れちゃうの

そんなあなたに



私 今度は答えない

どんな決断でもあなたについてゆくから



ほら ちゃんと答えなさいよ

男でしょ あ・な・た・は









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幸せの掴み方

掴むのだ


幸せは掴みにくい

だから

ふり向きざまに

幸せの後ろ髪を

しっかり掴むのだ

掴んだら決して放さないで

手元に引き寄せよう









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散 歩


家からの道を真っすぐに行き

三本目の道を左に曲がり少しゆくと

左側に薔薇をきれいに咲かせている家がある

幾種類あるのだろうか

見事に咲いていて目を奪われる



その道のつき当たりには

お地蔵様がある

色とりどりの造花がさしてあり

お参りする人も多い


さらに道を右に曲がり

道なりにゆくと

左側に大きな楠木があり

その奥に神社がある

この神社には早朝から

詣でる人が多い



皆それぞれ何かしらをかかえ

お祈りするのだろう

短い人

長い間頭を垂れている人



こんな道を通り

朝の散歩をしている

もう今の季節は暑くて

汗をかきかき歩いている



これからは

今より二時間早く歩かねばと思っている









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よかったね



青い空の下

黄色い帽子の小学生

もう学校にも慣れたよ

と言いたげな瞳が私を見上げる



おはよう

とにっこり挨拶を交わし

上級生に見守られ

集団登校してゆく



四月初め

不安げな瞳が下を向いていた



今はすっかり仲間とも馴染んだのか

上級生と会話を交している



青空は

彼女のために澄みきり

若葉は

そよ風に揺れている

よかったねと









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違和感



もうこの体の中には居たくない

私はこの体に馴染めない

欠陥だらけの体だもの



もしかしたら

始めっから間違っていたのかもしれない

本当はこの体に入るのは

私の前に待っていた人だったんだ

でも その人はこの体に入りたくなくて

私に順番をゆずった



何てことだ

私も前の人の様に

後ろの人に順番をゆずれば良っかた



ああ後のまつりだ

次の体に入っていたら

こんなに違和感はなかっただろう



あと何年でこの体を脱出できるか

それまで仕方ないから

この体で学べるだけ学び

卒業するとしよう









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バカヤロウ



私は腹が立ったので

バカヤロウと云った

バカヤロウは一本道を転がってゆき

丁字路の壁にぶつかり

バツの悪そうな貌をしてうずくまった



もともと私の口から出た言葉だ

このままにしておいても邪魔になり

人の迷惑になる



バカヤロウを持ち上げようとしたが

意外と重くて持ち上がらない



道を転がっているうちに

他のバカヤロウがくっついてきて

大きく重くなってしまった


うっかり変な言葉を口にしてはいけないと

つくづく思った









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